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にけノート2022.08〜

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まずは発信の練習に、よしなしごとを書き残していきます。「だいたい毎日投稿」を目指します。 内容は身辺雑記。 ぽやっと思ったことや、本や、映画や、創作について、何らかの進捗、犬の…
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#平野啓一郎

11/18 映画を見たり本を読んだり。『ある男』

 『限りある時間の使い方』読了  『ある男』視聴 『ある男』  『ある男』すごくよかった。いったんメモだけ。  男の自分を痛めつけたい理由とその気持ち(身体的反応)が痛いほどよくわかった。  父親を亡くした子供の心を思うと胸が痛かった。彼は父親を失っただけではない。父が何者かわからない混乱と、大切な人がいじくり回される苦痛に耐えていた。義理の父で、でも大切にしてもらえていたと心から感じていた。だからこそ、裏切られたような気持ち、信じたい気持ち、自責する気持ち、憤り、たくさ

9/25 読了『空白を満たしなさい』視聴『アバター』

  『空白を満たしなさい』  まだ書くには至らないのだけれど、死者がよみがえる小説の構想がざっくりあって、よみがえりを描いた作品をちょいちょい読んでいる。『カラフル』とかね。そんな中で手にした本でした。  平野啓一郎さんは、先日noteのYouTubeでこちらの本や「分人」という考え方についてお話しされていました。  そちらにも興味があったので読んだのですが、物語が本当にどこまでも誠実で……後半に入るともう泣いて泣いてどうしようもなかったです。  謎についてはネタバレ

8/3#物語のつくりかた「平野啓一郎さんの回」から

 平野さんへのインタビュー動画を見て、心に残ったことがいくつかある。 書き進められないときは書き手の理解が足りていない。 分人主義 マーケティングをして書くことと、自分の中にあるテーマを追求するように書くこと。  「書き進められないときは書き手の理解が足りていない」  かつて、私はそのことに無自覚だった。小説を書いていても「なぜかしっくりこない」「感覚が拒否する」などとただ感覚的に捉えていた。話の行き先は「わかってるのに」動けない。意識と無意識が乖離しているようで、も