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決別とか
時は幼稚園に通っていた頃。その日はお母さんの顔を描くという時間だった。純粋だった自分は色々なクレヨンを使って、カラフル、、というか色か混ざりぐちゃぐちゃな顔を描いた。皆がお弁当の準備を始めても描いていた。ようやく完成した絵を先生に見せたら苦笑いの様な表情をされたのを覚えている。先生の本心は分からないが、当時の僕はそう感じていた。
今でもある程度鮮明に覚えているから当時の僕にとってはその先生のリアクションが心に響いたのだろう。
別にそれから描けなくなったり、絵が嫌いになった訳でもないが、どうもあの時のシーンが今になっても胸に引っ掛かる。
でも何かもういいやって思って。その苦い思い出との決別を願い、ぐしゃっと書いてみた。うん、中々いいじゃないか。
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