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数学×小説の魅力について

数学小説とは

 数学も小説も好きな私からすれば以下紹介する作品はサイコーのものたちです。一口に数学小説といつても特徴や対象とする人は千差万別といった印象を持っています。 そのため今回はテンプレートを作りざっと3つの作品を紹介いたします。その他にも数学小説は読んだことありますが、それは続編ということで紹介できればと考えています。できるだけ一眼で理解できるように頑張りますので、良かったら最後までご覧ください。


数学ガール

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評価
数学的魅力    ☆☆☆☆☆
小説としての魅力 ☆☆
ストーリー    ☆
キャラクター   ☆☆☆☆
わかりやすさ   ☆


あらすじ
 数学好きな男子高校生「僕」が天才的な数学好きのクラスメイト、ミルカさんや数学は苦手だけど興味がある後輩テトラちゃん達と数学の魅力について話しあう物語。


読んで欲しい人
 本書でとり挙げられている数学のテーマはほとんどが大学数学レベルなので、数学好きな人あるいは将来理系大学に通いたい高校生なんかにもおすすめしたいです。


 個人的感想
 私のバイブル的なシリーズ小説です!!なんといっても数学に対する本当の魅力はこの本が一番教えてくれました。
 ストーリーは学園ラブコメそのものだと思っていただいて大丈夫です(汗)
 小説としてのストーリーや文学的な魅力は他の本に劣りますが、それを差し置いても数学好きにはたまらないシリーズになっています。


浜村渚の計算ノート

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評価
数学的魅力    ☆☆☆☆
小説としての魅力 ☆☆☆
ストーリー    ☆☆☆
キャラクター   ☆☆☆
わかりやすさ   ☆☆☆☆☆


あらすじ
 日本政府が数学は悪人を育てる学問であるとされた。これに逆上した数学者Dr.ピタゴラスは組織単位で様々なテロを起こす。これを止めるために警視庁が頼りにしたのが天才女子中学生浜村渚である。数学好きが起こすテロを同じく数学好きの渚が解決していく。


 読んで欲しい人
 「数学が面白いと思えない」「なんの役にたつかわからない」そんな気持ちを持ってる学生に読んで欲しいです。


個人的感想
 本書は非常にわかりやすく数学の魅力を教えてくれます。特に私が好きなのは犯人を説得するシーンです。刑事ドラマとかだと母親や恋人の話をして情に訴えかけますが、渚は数学のルールに沿って説得します。
 犯人は極悪非道な犯罪者である前に1人の数学者であると言うことがわかりグッとくるっものがあります。

青の数学

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評価
数学的魅力    ☆☆☆☆
小説としての魅力 ☆☆☆☆☆
ストーリー    ☆☆☆
キャラクター   ☆☆☆☆
わかりやすさ   ☆☆☆☆☆


 あらすじ
 数学好きの高校生、栢山はオンラインで数学の決闘ができる「E2」にて様々なライバルと闘う。


読んで欲しい人
 小説が好きな人に読んで欲しいです。この作品は数学がテーマになっていますが、具体的な問題はほとんど出てきません。そのため極端な話、読解力さえあれば小学生でも読めます。


個人的感想
 まるで少年ジャンプのバトル漫画を読んでいるかのように熱くなれる作品でした。文芸的な魅力はダントツで1位だと感じてます。
 数学の具体的問題はほぼ出てきませんが、本書の軸となっている「京の数列」(数学の天才である謎多き少女「京香凜」が作り出した数列。この数列は数学の全てを表すものと言われている。)の真相が明かされた時は鳥肌が立ちました。
 


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