コネドミ日記｜0416-22

0416 曇り、時々雨
朝から草野球。アキレス腱断裂の現場に立ち会ってしまう。キャッチボールしてただけなのに、あんまりにもリクションが大きいから最初かなり茶化してしまってごめんなさい。あとからアキレス腱断裂だって聞いて「ありゃ。」と。

久々の温泉。さっぱりして読みかけの重松清の『せんせい』を読む。湯上がりの休憩スペースで隠れて泣いた。『泣くな赤鬼』と『白髪のニール』がお気に入り。

おやつどきから天気があやしくなって、狐の嫁入りをみることに。ちょうど車移動中だった。フロントガラスの水滴が雲の切れ間から差し込む光をキラキラと反射していて、前が全く見えなくなっていたけれど、信号が赤の間だけウィンカーを止めて眺めていた。

0417 曇り
Spotifyがシャッフルで流したクリープハイプの『栞』がとてもしっくりきて、出勤も悪くないなと思う。

春は別れの季節。なんの別れもない春にそれを実感したのは初めてかも。

研修。取締役がずっとつきっきりで、どうやってお客様に価値提供するか、今までの会社がどんなだったかを語る。仕事を辞めたくなる。

研修後にリモートで打ち合わせ。うまくいかなくて仕事辞めたくなる。

0418 曇り
電車。出勤。満員。目の前の死んだ顔をしたサラリーマンと鏡に映る自分の顔が同じに見える。

現場の懇親会。みんな気持ちのよい関係で楽しい。良いチームだ。また明日から成果を出さねば。

0419 晴れ
在宅だとサボりがち。会議、会議、会議。
隙間の時間で成果物を作る余裕もなく、ひたすらに休みたいと思う。

明日は複数やらねばならないことがあるけれど、間に合うのだろうか。明日の自分に任せることにする。

夜ご飯がめんどくさいので丸亀製麺へ。車がないと行けない田舎の丸亀製麺は髪が金色だったり、ピアスたくさんついていたり。黒髪でスーツの人ばかりではないなと思う。無視できない威圧感が存在を主張してくる。

0420 晴れ
だいたい落ちているときは休みが足りない。上手くいってない時はインプットが足りていない。気合いではなく、やり方で乗り越えねば。

下を向かず、前を向こう。挫けずに前に進もう。向いているとか向いていないとかじゃない。自分にもやれることがある。あきらめたらそこで試合終了だ。

キャリア面談。どうもやはりこの仕事向いてなさそう。システム理解が無さすぎる。どうしたものか。お金は良いので結婚式を挙げるまでは仕事も辞められないなぁと思う。

0421 晴れ
天気が良いとそれだけで気持ちが良い。例え朝から電車が遅延していても。
仕事は順調。今週も乗り切った。

新卒の時の同期と久々に会う約束をしていた。同期は同期でも2年目に同じチームになってその子は２ヶ月が経った5月に辞めた。

当時は同じ配属先で最後はチームも同じで、もっとやってあげられることがあったんじゃないかと後悔して、同期を読んで送別会をしたんだった。そうあのときは、仕事ができないその子の愚痴も同期に言っていた。けど実際にやめるとなると本当に申し訳なくなったのだ。どこまでも自分勝手で人へのリスペクトが足りない人間だ。

４年ぶりにあった彼女は胸元まで髪が伸びていて、顔周りがすっとしていた。あのときよりも自然体で、あのときと変わらない話し方で。それだけで会えてよかったなと思えた。あとやっぱおれって考えすぎだな、とも。

0422　曇り
今日は友人の小説が読める日。ずっと楽しみにしてきた。そのあとはナイターで野球を観に行く。高校の時、ふざけながら必死に練習していたあいつらと神宮でビールを飲むのは楽しそうだ。みんないまは何をやっているんだろう。

なにやら馬鹿にされたLINEがあって行くかどうか悩んだけど、少し眠ったらやっぱり久々に会えることの方が楽しみで向かう。

結果行ってよかった。みんなそれぞれに大人になって楽しんでいた。よかったなぁ。

その友だちの1人が猛烈な巨人ファンで、大声で応援していた。点が入れば喜んでエラーがあればガッカリして。周りの人は熱心なファンがいるなってちょっと引いていたりしたけど、ぼくはとても誇らしかった。あんだけ全力で応援できるほど好きなものがあるのはそれだけで良い人生だ。

球場は良い。熱量が違う。選手は生活がかかっている。真剣だ。応援してる人も本気だ。この場が好きだなと思ったし、野球を好きでいてよかったなぁと思う。喜怒哀楽が詰まっている。それでいて人は死なない。最高じゃない？最高だよね。

○読んだ本
　『せんせい』重松清
　『猫のお告げは木の下で』青山美智子
　『赤と青とエスキース』青山美智子
　『月の立つ林で』青山美智子
　『星がひとつ欲しいとの願い』原田マハ

コネドミ日記
「いつか何かに繋がる日々の記録」をコネドミ日記と名付けて毎週更新します。

語源
・スティーブ・ジョブズの言葉「コネクティングザドッツ」
　意味は「今を一生懸命に生きればいつかなにかに繋がる」
・「コネドみ」は「ゆる言語学ラジオ」発祥の
　コクティングザドッツみがあること、略してコネドみ。