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日記 3月19日〜3月24日

3月19日

今日から5連勤。
仕事を辞めると決断してから何だか1日が早い気がする。
みんな同じ時間・空間を生きてるはずなのに、ふと壁掛けの時計を見ると夕方5時になっている。毎回ふと見た時が5時なのでこの世はずっと5時なのではと、錯覚に陥る。
このように腑抜けた事を考えていると、あっという間に終業時間になり、帰り支度をする。5連勤の初日は暇だった。

3月20日

5連勤2日目。
休日に一気見したドラマ『今日から俺は‼︎』を思い返して1人でにやつく。1980年代の千葉を舞台に、軟葉高校とその周辺地域を舞台にしたヤンキーの日常・バトル漫画でありコメディ・ギャグ漫画。三橋貴志と伊藤真司が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする漫画をコメディの奇才 福田雄一が脚本・演出したドラマ。数々のヒットを作り上げてる人だけあってすごく面白い。ド派手なバトルシーンや、多彩でシュールなギャグシーンなどがバランス良く折り込まれており、見るものを興奮させる。ツッパリもいいやんとか思いながら仕事をしているとミスを犯したのでもう考えるのやめようと思った。

3月21日

5連勤3日目
少し疲れが出始めてきた。
集中力が途切れ、ボーッと立ち尽くす時間が増えた。
時折、とてつもない無力感に苛まれる時がある。自分は必要とされてないのではとか、自分がやっても喜んでもらえるだろうかとか、自分は良かれと思ってやったがその人には余計なお世話だったのではないかとか、酷い被害妄想に苛まれ勝手に疲弊する。いつも短時間で済む脳内の感情たちの会議も、今日ばかりは煮詰まってるようだ。帰宅しても尚会議は続く。何が正しくて、何が間違ってるかの論争を繰り広げ答えは出ぬまま。色々考えていると何だか寒気がしてきた。少し布団に入り、横になりながら、YouTubeで好きな動画を見て気を紛らわせよう。

3月22日

早朝に目が覚めた。
どうやら寝落ちしてしまったらしい。
部屋の電気は付けたまま、暖房もついたままだった。
ゆらりと起き上がり電気と暖房を消し、再度布団に潜った。学生の頃に戻り、ギリギリまで寝てても大丈夫〜♪と言いながら寝てる夢を見て8時に目が覚めた。
いつのまにか脳内会議も終了しており、感情たちはそれぞれの持ち場に戻ったようだ。
昨日あれだけグロッキーになっていたのは何だったのだろうか。少し恥ずかしい気持ちになりながら出勤する。

3月23日

今日は他店舗の応援だった。
入社してから最初の1年間だけお世話になった店だ。
首が座ってないような、まだ産まれたてだった自分をなんとかあんよが出来るまで成長させてくれて、みんなから「あんよが上手ねぇ〜!こっちおいでほら!おじさんのとこ来てみてほら!」とチヤホヤしてくれた店だ。
その店にいる1番可愛がってくれた上司に辞める事を伝えた。「君なら大丈夫」と言ってくれた。その表情はどこか寂しいような、嬉しいような、親のような表情にも見えた。自分も寂しくなり、嬉しくなった。
案外早く自分の作業が終わったので早めに退勤し、自宅近所の居酒屋に1人で飲みに行った。
日本酒をしこたま飲み、たらふく刺身を食べ、帰宅後も日本酒を開け、いいだけ歌った。いい夜だった。

3月24日

明朝、飲み過ぎるのはやめようと心に誓った

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