お勉強296:原発巣に対する追加治療

https://www.redjournal.org/article/S0360-3016(22)00710-6/fulltext


いわゆる転移のある腫瘍に対する局所治療
(手術・放射線)のメタ解析。

大枠としては局所治療はOS/PFSを改善せず。
しかしながら、手術と放射線でPFSに対する
効果を見ると放射線はPFS改善も、
手術は改善せず(というかむしろ悪化傾向)
‘low tumor burden‘ならOSもRT群は改善、
手術は改善せず、という結果。

細かく見ていくと、手術で優位だったのはRCCのみ。
胃や大腸は改善せず。副作用というか、手術合併症あり
手術+RTは乳がんが多い。 局所のPFSや骨転移のみだと
ベネフィットがあるが、QOLまで改善してくるのはそんなになし。

放射線治療については
上咽頭がん

小細胞がん


前立腺がん


が取り上げられていた。
(どれも非常に有名な論文)
上二つはPFSについてはかなりしっかり差がついているので
これが引っ張っている可能性はある。
最後に今進行中の試験がいっぱい載っているので、興味のある方は。



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