お勉強140:metastasis direct therapy @PC

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31495759/

いわゆるオリゴメタスタシスに対する
準根治的な放射線治療、
転移巣をPSMAーPETで探してやってみました。
という話

(ほとんどがRP後の症例で、リスク分類はhigh-very highが多い)

α/β=1.5として2Gy換算で
前立腺床 70Gy
リンパ節 60Gy 程度
骨メタ 56Gy
臓器転移は100Gy 超

というような線量処方
リンパ節予防照射は47.5Gy

個人的に予想外なのは
骨盤内リンパ節が
再発部位として非常に多いこと。

ADTを加えるとbRFSが上がる、っていうのは
そりゃそうだろう、という感じですが
ある程度の長期間(6カ月以上程度)
しないと意味がないみたいです。

むしろ注目すべきは
ADT加えなくても
ADT-Freeな人が
一年で93%、二年で83%ということ。

今後、手術後転移あり前立腺がんに対しての
戦略が定位照射だけでなく、骨転移が多い症例では
ゾーフィゴの的確な使用やアップフロントの新薬などで
混とんとしてきそうです。

RP後生化学的再発疑いなら
PSMA-PET、という流れは世界的にあります
内照射にもつながる話なわけで、今後日本が
おいていかれないように(すでにおいてかれてる?)
偉い人には頑張ってほしいところです。

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