ミッフィーについて|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#6
どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんちんではございません。
今日はもう一人のナインチェ、いや本家ナインチェ様のお話です。
第1回で話しましたが、私ナインチェ・プラプラウスの名前は、ミッフィーの生まれ故郷オランダでの名前「ナインチェ・プラウス」が由来です。ミフィちゃん(ご主人の彼女。彼女の名前もミッフィーから拝借)が、ご主人のちんちんに向かって「ナインチェー」と話かけたことが、きっかけでした。
(ミフィちゃんは信じてくれませんが、ナインチェは別にちんちんってわけではありません)
私ナインチェの誕生の前から二人はミッフィーが大好きだったようです。
では二人が付き合う前から好きだったかと言うと、そうでもない。
男性のご主人は大して気にも止めていませんでしたし、ミフィちゃんもグッズを買うほど好んでいたわけではありませんでした。
しかし、何をきっかけにか二人の中で急加熱。
どんどんグッズを買っていき、今では互いの部屋がミッフィだらけになっています。
原作の絵本についても、少しなものは買いつつ、図書館で読み漁りました。
ミッフィーのシュールさに愛着を抱いているようです。
では、その一部をご紹介。ピュッピュー
1.絵のシュールさ
以下のルールを守った究極のデフォルメ表現が、独特の感慨をもたらします。
・バッテンで鼻と口を表す
3本線のうさぎは大人とのこと。歳を重ねて増えたシワを表すんだとか。
・横顔がなく前・後のみ描かれる
多くのうさぎがいるシーンでもみんな正面を向いています。
運転中くらい前向けよとも思っちゃいますね。
・特定の色のみ使用
ブルーナカラーと呼ばれる、赤・青・黄色・緑・茶色・グレーだけが使われます
シンプルゆえに発生する不自然さが、なんとも小気味良いのです。
2.物語のシュールさ
絵本ゆえの突飛な展開がなんか笑えます。
『うさこちゃんと にーなちゃん』
互いの色の違いをスカートをめくり合うことで確認します。
絶対に他の方法で確認できると思うのですが・・・
『おかしのくにのうさこちゃん』
好き放題できる理想に対して妙に大人な結論を出します。
お菓子食べ放題の国に憧れたかと思いきやこの落ち着きです。
『うさこちゃんときゃらめる』
万引きの背徳感が描かれます。
この無表情でしれっときゃらめるを万引きします。
『うさこちゃんの ゆめ』
星の世界で遊ぶ姿が夢ということで、絵のみで表されます。
こんな感じで、文字は一切登場しません。
などなど。名作揃いなので、是非子供に読ませたいものです。
3.世界観のシュールさ
・同じ顔が大量に登場
なぜか、ミッフィーと同じ顔のうさぎが大量にいます。
学校に行ってもみんな同じ見た目です。
一度、耳が折れたキャラクター(ダーン)が転校してきますが、一人だけ違うと少しだけ除け者にされるほど。妙な軍隊感があり、少し不気味です。
また、茶色のウサギでニーナというキャラクターがおり、唯一無二かと思われたのですが、別の作品で登場した茶色のうさぎは、作者(ブルーナ)いわく別のウサギとのことです。
こんな感じで設定を特に作り込んでいない感じが、昨今の伏線・考察が蔓延る世の中では一周回っていて、可笑しみを感じさせてくれるのです。
・ページ毎に4行の制約がある本文
ブルーナのこだわりで4行までと決めていたものを、日本語訳版(松岡享子さん)でも踏襲。
詩的で、不思議な情緒があります。
キャラクター商品が多いと知っている気になりがちです。しかし、原作を読んでみると意外な事実も多く、存外楽しめることは多いのです。
と、こんな感じでハマったらしっかりハマる二人。
ナインチェのことも飽きずに引き続き好きでいてくれるといいんだけどなー
ミッフィー話は尽きないので、また何かの折にでも。ではでは。
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