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リアルな作品を作る為の「順番」

こんにちは、【にじたま屋】きたがわです。

今回は『リアルな作品を作る為の「順番」』について話します。

「猫(犬)の顔はどうやってリアルに作るのだろう?」
「鼻や肉球はどうやって作るの?」
「綺麗な植毛の方法は?」

リアル作品に近づけるために、色々と細かい部分にも気を使っているのに、なかなか上達しない…
こんな感じで悩んでいる人は多いと思う。

なぜ上達しないのか?
実はこれ、「細かい部分」を気にしているからなんだ。

リアル作品を作るには「順番」がある。
リアル作品を目指すなら最後まで読んで参考にしてほしい。

①イメージを崩す

まず最初はイメージを崩すことから始めなければいけない。
僕もそうなのだが、どうしても「自分のイメージ」に頭の中が支配されてしまう。
例えば「猫」作品を作る時に「自分の中の猫のイメージ」が出てしまう。
そうなると、本来の姿とは違った猫作品になるのだが、「自分の中の正解の猫」を作っているので先入観が邪魔をして「違い」に気が付きにくくなってしまう。
だからイメージを崩すことが重要になるのだけど、いきなり自分のイメージを崩すことは難しいので「自分のイメージは間違っている」と認識しておこう。

②「形(完成形)」を理解する

次は「形(完成形)」を理解する事を始めなけれないけない。
もっと言うと「正しく形を理解する」が正解だ。
何を当たり前のことを言っているのだ?と思うかもしれないが、実は出来ていない人が多い。

どうだろう?
ちょっと考えてみて欲しい。
作品を作る時、どこかで「リアルなフェルト作品」をイメージして「あんな風に作れたらいいなぁ~」って思い浮かべていないだろうか?
もし作る時にそう思っているのなら、そこが間違いだ。
必ずイメージに引っ張られる。

「猫(犬)」を作るなら「本物」をとことん見てイメージしないと…
写真、動画、図鑑、資料になるモノは何でもある。
これらをよく見て「正しく形(完成形)を理解する」ことに重点を置いて欲しい。

③大きく捉える

まずは「大きなシルエット」を捉える事が大切だ。
頭の大きさ、体の大きさ、手足の長さ、骨格…つまり「体型」を捉える事から始める。
多くの人はこの「体型」を正しく表現できていない。
どんなに「リアルな顔」を作れたとしても、「体型」が悪ければ全体のシルエットとしてバランスが悪くなるし、違和感を感じるだろう。

「何かが違うんだよなぁ…」
そう感じている人は、一度「体型」に焦点を当ててみるといい。

④パーツで捉える

全体の「体型」を認識出来たら、次は「パーツ」毎の「形(完成形)」を理解する事を始めよう。
顔・体(上半身・下半身)・手足・尻尾・骨格・筋肉…それぞれのパーツごとの特徴を捉えなければいけない。

みんな「顔」にばかり執着するが、大切なことは「全体的な表現」が出来なければ「似る」ことはない。

当然、ポーズによっても変わる。
手足を伸ばしている時の「形」、座っている時の後ろ足の「形」
それぞれのポーズでの「形」を捉えることが出来たら、様々なポーズを作れる様になる。
複雑なポーズを作れない人は、この「パーツを捉える」ことに重点を置いてみよう。

⑤細かく捉える

ここまで出来る様になってから「細かい部分」に目を向ける。
目玉・肉球・毛並み・指・耳・口元…などなど
これらの細かい部分は①~④を作れて初めて「効果」が現れる。

多くの人はいきなりこの部分に執着してしまう。
たしかに、凄くきれいな目玉があればリアルに見えるんじゃないだろうか?とか、キレイな植毛が出来たら上手く見えるんじゃないだろうか?と思う気持ちも分かるのだが、それが「上達」を妨げている事を理解しなければいけない。

まとめ

ではもう一度復習しよう!
①イメージを崩す
②「形(完成形)」を理解する
③大きく捉える
④パーツで捉える
⑤細かく捉える
この「順番」を守って練習をしてみるといい。

ただし、「上達する為」には一つだけ条件がある。
それは「自分の力で調べる」という事だ。

例えば教室に通っているなら講師に「答えを聞く」のが早いだろう。
でもその行為は「身にならない」

ただ技術的に上達したい人はそれでもいいと思う。(…まぁ、それだから上達しないのだが…)
でも「作家」を目指すなら「自分の力で調べる」事がとても重要になる。
自分で調べるからこそ理解できる。

「聞く」事が悪いのではなく、聞くなら「自分で調べて、ここはこの様に解釈をして、こう表現してみたけど(してみようと思うけど)どう思いますか?」自分の力で調べたうえで次にどうするかまで考えて、このように聞くべきだ。

大切なことは「答え」ではない。その「計算式をどうやって解くのか?」という過程が大切なんだ。

この「力」がないと技術が上達したとしても、その先「作家」としてやっていく事は無理だろう。そんな甘い世界ではない。

最後に…

僕は「本気で作家を目指す人」に向けて発信している。
だから、本気でない人には厳しく聞こえるかもしれない。

本気の人は真摯に受け止めて欲しい。
先ほども言ったが「甘い世界」ではない。
食べていけるのが1割の世界だ。

…じゃあ、自分は無理かも…

そうではない。
逆に言えば9割の人が「ちゃんと正しい方向、正しい量で正しい努力が出来ていない」のだ。
だから、それを実践すればいいだけだ。

「ハンドメイドでは食べていけない…」
それは嘘だ。
確実に食べていけるし、たった一人でも年商1000万円(年収700万円)程度までなら全然可能だ。断言する。
なぜなら僕が実践しているからだ。

その様にして技術を身に付け、将来その知識を「教える」ことも始めれば「年収1000万円」は全然余裕で行くだろう。

テレビに取り上げらた事もなければ、本を出版している訳でもない、組織化なし、外注なし、完全個人で「ハンドメイドで年収1000万円」
一昔前なら現実離れした夢物語だ。
でも、今の時代は可能なんだ。

なぜ可能なのか?
かつては学びに行かなければ身に付ける事の出来なかった技術や知識も、スマホの普及、Webの進化により「情報は民主化」し、誰もが必要な情報が手に入る時代になった。
そして、ハンドメイド販売が出来るプラットフォームは沢山存在し、日本国内にとどまらず世界を市場に活動できるようになり、オンラインやデジタルでの販売が個人でも可能になった。
そして何より、TVに取り上げられたり、書籍を出版などしなくてもSNSやYouTubeなどのメディアを個人が持てるようになった。

ではなぜ、相変わらず多くの人が「食べていけないのか?」(※実際は増えているが…)

それは「変化」を嫌うからだ。
そして新しいやり方を「認められない」からだ。

数年前から、ハンドメイドも「ビジネスモデル」が変化している。
その変化のスピードは速い。

「変化」を知り、新しいやり方を「認めて、実践する」者は「ハンドメイドで食べていく!」ことが出来るだろう。

やるかやらないか。
「行動」した者だけが「結果」を出せる。
どんな世界でも一緒だ。

やりもしないうちから自分にブレーキをかけるな。
まずはやってみよう。
全てはそこからだ。
大丈夫!自分を信じて「行動」しよう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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