息子を妊娠中、大変なことがありました。 それは父の自殺未遂でした。 私の実家は食料品店を経営していました。 個人経営でありながら、母の惣菜やお弁当のおかげで売り上げは悪くはありませんでしたが、借金もあり、当時、祖父は寝たきり、母は高血圧で200近い数値の中朝から晩まで働き、10人の従業員をかかえ、確かに働いても働いても、報われないそんな感じではありました。なので、私も両親を助ける為に妊娠中家業の手伝いをはじめました。 父はすぐお酒に逃げる弱い部分があり、毎日の売り上げに
初めての妊娠。うれしい気持ちでいっぱいでした。妊娠自体は悪阻もなく順調な妊娠生活。妊娠の雑誌や育児書をたくさん買っていました。まだ生まれてもいないのに「将来は空手を習わせたいな。サッカーもいいな。どんな男の子に育つのかなあ。彼女とか将来つれてきたらきっとやきもちやいちゃうかも」なんて考えてわくわくしていました。自分が障がいのある子を産むなんてこれっぽっちも考えていませんでした。きっと元気な男の子が生まれてくるそう信じていました。あの自信ってなんなんでしょうね。自分だけは大丈夫
私の息子は最重度知的障がい・自閉症スペクトラム・ADHDの特性をもっています。最重度知的障害と聞くと、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?おしゃべりもできずコミュニケーションもとれない。生活すべてにおいて支援が必要で、常に目が離せずこれから自分の人生をすべて捧げないといけないようなそんなイメージをもっている方も多いのではないでしょうか? 実は私の息子は現在、支援学校ではなく定時制高校の普通科に通学しています。健常のお友達と同じように高校受験をし、合格することができました