「死にたい夜に」

死にたい夜の枕辺に
地球の涙を届けましょう
海の子守唄を届けましょう
木々のため息を届けましょう
蝉の歌を届けましょう

死にたい夜の枕辺は
甘い孤独が押し寄せる
甘い孤独は胎内の
遠い記憶を夢見せて
おいでおいでと手招きする

このままひとり
美しい言葉に包まれて
美しい言葉の中だけに
このままずっとひとりきり
ずっと 眠ってしまいたい

そんな心の慟哭が
耳を貫くその後に
耳を澄ませてみてほしい

地球の涙
海の子守唄
木々のため息
蝉の歌

きっと
そおっと
やってきて

そうして言葉を連れてくる

死にたい夜の枕辺で
出会った言葉は命を教え
生まれた言葉は明日を運び
誰かの夜に流れ着く

・・・・・・・・

ふと。
そういう夜の人もいるかもしれない。
私もそういう時もあるかもしれない。
そんな人には何を言うかな。

前、
夜中ねむれず、
いろんな人のことを思っていたとき、

うかんだことを一気にまとめたらこうなりました。

この思い、
誰かに届けと、
毎晩思っているのです。

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