前日に泣くほど悩んだ、教員採用試験
NIJINアフタースクールのあおたりこと青田梨沙です。
中学生の頃に抱いた教師への憧れは、大学生の頃には薄れてしまっていました。
20歳の時に短期留学したオーストラリアに魅了され、英語を使った仕事がしたい!と海外にかぶれました笑
でも、通訳や翻訳家になるなんて考えられなくて、そこまでの英語力も持ち合わせていませんでした。
英語の先生なら、英語を使いながら仕事ができる!
いつからか私の思考は、英語を使いたいに変わっていました。
大学3年生に教育を学ぶゼミに入ってからは、周りに合わせてそれなりに勉強はしましたが、正直教育にあまり興味はありませんでした。
みんなの就活が始まり、社会人を意識し出したとき、私は教員を目指すかどうか悩んでいました。
他にやりたいと思う業界もなく、就職活動を始めるわけでもなく、ただただ無駄にモヤモヤを抱える日々を過ごしていました。
周りが採用試験を受けるから、私も一緒に勉強をしました。民間の企業に就職をしようかとも考えましたが、そこまで教職への熱量が高くなかった私は民間で働いたら教師になることはないと確信していました。
やっぱり先生になってみたい
自分の教え子を卒業させたい
そんな子どもの頃からの夢を叶えるために、私は教員採用試験を受けることにしました。
私の教育実習は秋で、先に神奈川県の教員採用試験が始まりました。
地元に戻るか神奈川に残るかも私は決めきれなくて、地元に近い仙台の採用試験も受けています。
大事な決断を試験の結果に託しました。
神奈川の教員採用試験が終わって、迎えた教育実習。きっと実習をしたら、私の高くない熱量も高まるだろう!教師への期待が膨らむだろう!
そんな私の期待とは裏腹に、私はさらに教師になることを悩み出します。
良いクラスにも恵まれて、心から嬉しくて涙を流すような経験ができた素晴らしい実習だったのに。
私は教育者になる自信がなかったのです。
子どもの頃の憧れゆえに、教師という仕事の責任の重さを感じていたからだと思います。
実習の後にすぐ、仙台の採用試験がありました。
前日、1人でホテルに泊まって夜寝る時、
こんな気持ちで採用試験を受けていいのだろうか、
私は本当に教員になりたいのだろうかと本気で悩み出し泣くほどでした。
結果は、神奈川県が合格で、仙台は補欠合格のような結果でした。
合格した神奈川県で教員になることを決めました。
それでも、今、私は、教員になることができて、可愛い教え子たちと出会うことができて、本当に良かったと、当時の私の選択を大正解に思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?