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《黒歴史》炎上したアニメの炎上理由とその傾向が壮絶だった!!

こんにちは、二次元研究所所長です。日々数々の素晴らしい作品が登場しているアニメ業界ですが、光有るところに闇あり!!炎上してしまったアニメも存在するのです。今回はそんな炎上したアニメとその理由を紹介していきたいと思います。

1,炎上したアニメを紹介!!

実際に炎上したアニメにはどのような作品があるのでしょう?

おそ松さん 2期

あらすじ

「おそ松さん」は、漫画界な巨匠である赤塚不二夫氏の「おそ松くん」を原作としたアニメです。
六つ子である兄弟が全員大人になっても働かずに同じ屋根の下でダラダラと過ごすという秀逸なストーリーと数々のブラックジョークや下ネタで社会現象になるほどの人気を博しました。

炎上

2015年に放送された第一期がとても人気がでてその一年半後に第二期が放送されたのですが、1期を大きく越えるほどの下ネタやブラックジョークが展開されます。例えば、アニメ内において人気が出た六つ子たちが主なファンである女性たちから搾取するシーンや、他のアニメ名や企業名を勝手に出してそれをディスる等です。その結果、やり過ぎた内容で視聴者だけでなく業界からも嫌われて不発に終わったのです。しかし、それもまた「味」になるのが「おそ松さん」で、未だ人気は続いています。10月からも3期の放送が決まっており、なんやかんやで愛されているのが「おそ松さん」なのだと感じました。

けものフレンズ2

あらすじ

流星のように現れて一気に社会現象を起こした「たつき」監督の「けものフレンズ」の第二期です。
世界のどこかに作られた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。そこでは動物が人間の姿をしていて「フレンズ」と呼ばれて平和に暮らしていました。ある日、フレンズである「サーバル」と「カラカル」は何やらこまっているヒトの子供を見つけます、その子供を手助けするために3人でジャパリパークを旅するという物語です。
放送当初は誰も人気が出るなんて思いもせずに低予算で作られましたが、一見ただのゆるふわアニメと見せかけて進撃の巨人やワンピースに並ぶような秀逸な伏線やストーリーで流行語大賞に選ばれるほどの人気を博しました。

炎上

2017年の第一期放送から2年後に放送された「けものフレンズ2」ですが、放送前にアニメ制作会社の中で一悶着あり、たつき氏がけものフレンズ2に関わることが出来なくなりました。ネットでは、「けものフレンズの人気が出たのはすべてたつき監督の才能によるもの」という意見がつよく、放送前から炎上してしまいます。
そして蓋を開けてみると、事あるごとにキャラクター同士がいがみ合ったり、必死で主人公を守ったキャラクターがあっさりと切り捨てられたりとするというストーリーで、仲間の優しさが目立つけものフレンズ1期を見てきた視聴者をことごとく突き放すような内容となってしまいまいました。
実は、けものフレンズ2と同時期にたつき監督の新作である「ケムリクサ」というアニメが放送されていまして、視聴者の中でたつき監督のいないけものフレンズとたつき監督の新作の対決が期待されていたのですがきれいにけもフレが不発してしまい、ケムリクサの人気が出てAmazonのDVD売り上げランキング1位を獲得するという結果になりました。

新世紀エヴァンゲリオン

あらすじ

炎上アニメの中でも特に最強と称されるのが、1995年に放送された「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話です。
使徒と呼ばれる大きな怪物が人類を攻撃し、それを迎え撃つためにわずか14才の少年少女がエヴァンゲリオンに乗って戦うという誰でも知っているストーリーです。その物語の最後は何ともスッキリとしない形で終わってしまいます。

炎上

色んなことが重なり精神的に追い詰められている主人公であるシンジが1話まるごと哲学的なことを考えていて、画風が途中でラフ絵になったりひょろひょろになったりと「放送事故か!?」と叫びたくなるような展開になります。そして、最期は何かに気づいたシンジを登場人物たちが「おめでとう」と言いながら拍手をするというクライマックスを迎えます。
使徒やエヴァンゲリオンの正体や秘密機関の事など物語において重要なことを謎にしたまま意味深な放送をして終わったことからファンの間では大混乱が起こったのです。当時を知っている人がこのようなことを言っていました。

このように、誰にも理解出来ないようか現象が相次いでいたのです。
エヴァンゲリオンがヒットした理由として、物語が人間の思春期と似ていたからと思うのです。使徒と呼ばれるよく分からない物に対してエヴァンゲリオンというよく分からないものに乗って戦う、大人たちから「エヴァに乗れ」と言われ「嫌だ」というと怒られる。この構図と、勉強して良い大学に行き会社に就職しろと親に言われるが、それが役に立つか分からず反抗してしまうという構図が酷似しています。この仕組みが思春期真っ只中の中高生やその心を覚えている大人たちにマッチしたのだと考えます。そして、思春期もよく分からずに終わるようにエヴァンゲリオンもよく分からずに終わったのだと考えると、とても良くできた作品なのだと感じます。

2,アニメの炎上する傾向を分析してみた!!

アニメが炎上する理由はたくさんありますが、基本的に3種類のパターンがあげられると思います。

二期からストーリーを大きく変える

一つ目は、《二期からストーリーを大きく変える》ことです。このパターンに当てはまるのは、先程も紹介した「けものフレンズ2」や、「おそ松さん 二期」です。
やはり1期のストーリーや空気が好きな既存のファンを突き放してしまうようなことが起こりやすいと思います。

作画崩壊を起こす

二つ目は、《作画崩壊を起こす》ことです。このパターンに当てはまるのは「五等分の花嫁」や、「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」等です。
どれだけストーリーが良くても絵が下手だとアニメ全体が滑稽に見えてしまいます。しかし、五等分の花嫁はストーリーがとても面白いので作画崩壊を起こしても売れているのです。

原作とアニメのストーリーの内容が違う

三つ目は《原作とアニメのストーリーの内容が違う》ことです。このパターンには、プール回で原作とは違うヒロインを登場させた「ようこそ実力至上主義の教室へ」や、ネット界隈で反韓が強かった時代にヒロインが主人公に原作ではお粥だったが、アニメで韓国料理のサムゲタンをたべさせた「さくら壮のペットな彼女」などが当てはまります。
原作を読んでいる既存のファンを突き放してしまうだけではなく、それが今後のストーリーに関わる可能性もあり炎上する傾向が強いと思われます。

3,最後に

ここまで数々のアニメの炎上を紹介してきましが、やはりファンを怒らせるということはあまりよくないことなのだと思います。炎上商法なども活用されるいまですが、ファンのニーズにしっかりと答えていくことが重要なのだと感じます。