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ブランド立ち上げました。

アパレルブランドを立ち上げました。
小林を知っていて、読んでくださってる方は「急に服?」と思うかもしれません。小林を知らない方はまずこちらをお読みください。

1、前置き(プレーヤーからマネジメント)

私は、保育という仕事が大好きです。
自分が保育士としてクラスを持っている時に
子どもたちとたくさん遊んで
子どもたちとたくさんケンカして
子どもたちとたくさん悲しんで
子どもたちとたくさん悪ふざけして
子どもたちとたくさん笑って
子どもたちと一緒に他の大人にたくさん怒られて
子どもたちと一緒にたくさんの時間を共有する中で、「保育士っていう仕事はかけがえないな」と思っています。

時間を共有するだけが、保育じゃありません。
保育は、自分が生きていくために必要な知識や関わり、自立していくための手段・方法を色々な人や物、場所、時との出会いを通して、そこにいる人たちと生活の中で学んでいく大切な物だと思っています。

※これはあくまでうちの園の考え方ですが、、、。

だから遊んでいるだけではないんです。
保育士等は、みんな真剣に「今」の子どもたちと向き合っています。
少なくとも自分の周りは、そういう人たちばかりです。

保育園を立ち上げる際に、私たちは保育園を辞めずに、クラスを持ちながら保育園の立ち上げを行いました。周りの方々から「一回保育園勤務をやめて、ちゃんと立ち上げしないと無理だよ」「全部中途半端になるからやめたほうが良いよ」と言われました。

でも子どもたちのために保育園を建てたいのに、保育園という場所を辞めて、子どもたちと関わらないのは違うのではないか?子どもたちから離れて立ち上げることは、自分たちがやりたいの事と違うのではいか?子どもたちと全力で関わりながらも自分たちの保育園を作らないといけないのではいかと自分たちで勝手に課して、会社を作り、必死で保育園を作りました。


園長という肩書きになりながらも、最初は保育に入って一緒に子どもたちと共に過ごし、共に育っていましたが、日にちが経つにつれ、プレーヤーとマネジメントの違いや、クラス担当と自分の立ち位置や関係性の違いに気づきました。

未だに保育は入りますが、昔みたいにクラスを持って子どもたちと一緒に過ごしていた感覚ではないんです。「じゃあ自分の今の仕事は?」と自問自答するようになりました。

出した答えが、保育園として一番大切な子どもたちを守るために、子どもたちに安心してもらうために、子どもたちにより良い教育ができるために私ができることは保育士等をサポートし大切にすることだと感じました。

「今更?」と思う方もいると思いますが、頭では昔からわかっていたし、上っ面部分ではわかっていたのですが、もっと芯から保育士等のためにできることは?と考えるようになったのです

保育士等のサポートと言っても色々あります。他にもたくさんやってますが、今日はその中の一つ、服の話です。

前置き長くてすみません。

2、保育をする時の服について

保育をする時にどんな服を着ていますか?
ジャージにエプロン
保育着と言われる私服

などなど園によって、着る人の個性に合わせて色々な服装で保育をしています。それ自体は何の違和感もないのですが、長年色々な保育士たちと関わる中で、みなさん大前提に「汚れてもよい服」という概念が染み付いていると感じていました。

確かに保育は服が汚れます。動きが大きいので服に負担をかけます。
昔1人の保育士と話している時に、「保育着は汚れてボロボロになるから、私服で着なくなったボロとか、すぐ切れちゃうから安い服を使っているんだ」と言っていました。

私自身も保育士時代はそう思っていました。

でも今、この立場になってから思うのです。子どもたちと一緒に「今」できることを全力で楽しみながらついた服の汚れや痕って保育士として「今」ここにいる、子どもたちと関わっている「しるし」なんじゃないかなと。

そして、保育士等は体の色々なところを痛めます。子どもたちと全力で関わるからです。痛めると分かっているのに、その体を「守る」「保護する」ための服がボロボロでは、もっと痛めてしまうのではないでしょうか?

私たち保育士たちはよく人的環境と言われます。ですが、子どもたちの目から見たら物的環境になっている時もあると思うのです。
子どもたちの美意識のために制作物をきれいに飾り、あるべき場所に物を配置しながら環境を整えているのに、子どもたちの目に写っている環境の中の自分の服はすり減っていて、首元は伸びきっていて、膝は破けている。とても矛盾しているように感じてしまいます。

そういったことから私たちは、子どもたちと関わる人のための服作りをしようと考えました。

そうです。保育士のために始めようと思った服作り、でも子どもたちと関わる仕事をしている人たちみんなに届いてほしいという思いでブランドを作ることにしました。

3、ブランドについて

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Brand name     :co.Y(ユー)
concept       :  子どもに関わる人のための服作り
Brand director :Yusuke Kobayashi

緑の線は「私たち」
黒の線は「あなたたち」
対話をしながら混ざり合って新しい価値を作っていく

という意味が込められています。
私たちは、保育の仕事を中心に行なってきました。服を作るにも一緒に形にしてくださる方がいなければ実現できません。また私たちだけが良いと思っていても買ってくださる方がいなければ「意味がないもの」になってしまいます。自分たちでできることは少ないのです。対話し、価値を混ぜ合わせていくことにより新しい価値ができると思っています。

Brand directorの頭文字は「Y」そして対話する相手はあなた「You」お互いの頭文字を取って「Y]と名付けました。
「co.」は「一緒に」という意味があります。自分たちの主は保育園であり、乳幼児教育を主体にしているのは変わりないです。ただこのco.Yの考えも一緒についていきますという意味で付けています。

色々な気持ちが混ざり合ったアパレルブランド。
co.Y(ユー)

始動します。

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Yusuke Kobayashi

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