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高IQ児(仮)、「死」について考える②

今夜も寝る前の絵本を読んでいる時、またカナタが「死」について聞いてきました。


その流れはこうです。


“ねずみさんのパンツ”という、最近カナタが気に入っている絵本を読んでいました。
その中に“濡れたパンツ”が登場しますが、それはねずみさんのパンツではありません。


カナタ「9歳くらいじゃない?この子。」


私「そうなのかな?」


カナタ「だって、お漏らししてないって。」


私「あー、そうだね、9歳ならお漏らしはあんまりしないかな。」


カナタ「14歳だったら?」


私「14歳ならお漏らししないねー。」


カナタ「100歳だったら?」


私「うーん。100歳だとおじいちゃんやおばあちゃんだね。そうするとまたお漏らししちゃう事もあるんだよね。」


カナタ「なんで?!」


私「うーん…。おじいちゃんやおばあちゃんになるとまた出来ないことが増えてくるんだよ。ほら、エルフィーの本にもあるでしょ“歳をとったんだよ”って。」

※エルフィーの本とは、エルフィーという犬がだんだん歳をとっていき、最後には亡くなってしまう、切なく悲しいお話の絵本です。


カナタ「歳をとるとどうなる?死ぬ?カナタはどうやって死ぬの?」


私「えぇー💦カナタはまだ4歳なんだから、まだまだ死なないよ。そんな事考えないでー💦」


カナタ「カナタ気になる。どうやって死ぬか。カナタどうやって死ぬかちょっとやってみて?」


私「どうやって死ぬのか、いつ死ぬのかは誰にも分からないんだよ。(死ぬ所をやってみるとか無理ー💦)」


他にも“500歳になったらどうなるのか”、“死んだらどうするのか”、“なぜエルフィーは死んだら埋めるのか”など、“死”が気になってしょうがないのか質問攻めでした。


最後には私が


「カナタはまだ4歳でしょ。死ぬ事よりもこれから成長して出来る事がだんだん増えて、学校に行ってお勉強もして、もっともっと楽しいことが待ってるんだよ。そういう事だけ考えていればいいんだよ。死ぬとか悲しくなるからもうやめてー😭」


と根負け(?)しました。
すると今度は“学校に行ってお勉強”という言葉が気になったようで


カナタ「カナタが14歳になったらどこに行くの?」


私「中学校っていう所。えっとね、今は幼稚園でしょ、次が小学校。小学校は1年生から6年生まであるんだよ。6年間行くの。その次が中学校。」


カナタ「中学校はいくつまであるの?」


私「中学校は3年間だよ。1年生から3年生まで。」


カナタ「その次はあるの?」


私「次は高校だよ。」


カナタ「えー!(嬉しそうな表情)高校はいくつある?3まで?」


私「高校もだいたい普通は3年間かな。」


カナタ「普通じゃなかったら6まである?」


私「えっとね、高専とか…?専門のお勉強をする所なんかは5…6年?の所もあるんだよ。」


カナタ「(何かを考えてる表情)」


(ちょっと難しすぎたかな…)


私「カナタはお勉強が好きだから、高校の次は大学っていう所なんだけど、大学まで行きたくなるかもね。好きな事を沢山して楽しく過ごそうね。」


カナタ「(ワクワクの表情)えへへ、うん!」


カナタが“死”についてしつこく聞いてくるのは、わからない未知のものだから知りたいというだけなんでしょう。
でも4歳児と“死”について話すのはなんだか複雑な気持ちです。


実は私も幼い頃(と言っても多分小学生の頃)から“死”についてはずっと考えています。
理由はカナタと同じです。

全ての人間が経験する事なのに、それがどんなものなのか誰も知りません。
そんなの、気になってしょうがない!!

死ぬ瞬間はどうなるのか?突然意識が途切れるのか、それとも意識のあるまま幽体離脱(?)して、皆を上から見ているのか?天国はあるのか?生まれ変わりはあるのか?など。

というのも私は金縛り体質で、一度、幽体離脱の経験もあります。
不思議な体験もしていて、普通の人よりも“死”について考える機会は多かったと思っています。

だからカナタの気持ちもよく分かります。
まぁ、4歳で考えるのはちょっと早すぎるとは思いますが…。


カナタがもう少し大きくなって、その時もまだ“死”について興味を持っていたら、私の経験と共にまた話せたらいいなと思います。
出来ればカナタが20歳を超えて、一緒にお酒を飲みながら話せたらいいですね(笑)

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