冥府魔道映画紹介365日‥2020年6月上旬

6月1日は「気象記念日」。
おすすめ映画は、『台風クラブ』(1985)。監督は相米慎二。
性的な部分も含めて剥き出しの思春期映画。何歳になっても、私の中の中学生魂がよみがえってしまいます。

6.1台風クラブ


6月2日は「横浜港開港記念日」。
そこで横浜を舞台にしたおしゃれ映画をご紹介。『月曜日のユカ』(1964)はいかがでしょう。監督は中平康。
因果関係を無視した唐突なストーリーが、う〜ん、ヌーベルバーグ! 若き日の中尾彬さんも見どころです。

6.2月曜日のユカ

6月3日は「測量の日」。
そこでおすすめ映画は、『ウェールズの山』(1995)。監督はクリストファー・マンガー。
測量士を主人公にした、ハートウォーミングコメディです。村人たちがてんやわんやの大騒動!

6.3ウエールズの山

6月4日は「虫の日」。
お待たせいたしました、おすすめの映画は『ムカデ人間』(2009)です! 監督はトム・シックス。
江戸川乱歩的な奇想であっても、純粋な気持ちで取り組むことの大切さをしみじみと感じさせてくれますよ。

6.4ムカデ人間

6月5日は「落語の日」。
となればおすすめ映画は『の・ようなもの』(1981)にせざるを得ません。監督は森田芳光。
少し背中を丸めながら終わりなき日常を生きる、甘美さと切なさ。これぞ80年代の感性、と言えますね。

6.5のようなもの

6月6日は「楽器の日」。
そこでおすすめ映画は『GSワンダーランド』(2008)です。監督は本田隆一。
1970年前後の雰囲気がうまく表現されていて大満足ですが、唯一残念だったのは主題歌の「海岸線のホテル」が、妙に渋谷系ポップスみたいなこと。筒美京平先生にうまく発注できなかったのかな……と余計なことを考えてしまいました。

6.6GSワンダーランド

6月7日は「母親大会記念日」。
そこでおすすめ映画は『シリアル・ママ』(1994)。監督はジョン・ウォーターズ。
家族のためにばんばん殺人! ビデオを返す時巻き戻さないやつも殺人!

6.7シリアルママ

6月8日は「世界海洋デー」。
そこでおすすめ映画は『スプラッシュ』(1984)。監督はロン・ハワード。
人魚との恋。若きトム・ハンクスもダリル・ハンナも魅力的。現実を捨て去り、ファンタジー世界に全ベットすることの恍惚。

6.8スプラッシュ

6月9日は「ポルノの日」だそうです。
そこでおすすめ映画は、『ナイスガイズ!』(2016)。監督はショーン・ブラック。
ポルノ女優の死から始まる、大きな事件。舞台は70年代で、ファッションもストーリーもそのテイスト。ニクソン大統領も登場。私は何度でも見返すことができる映画です。

6.9ナイスガイズ

6月10日は「時の記念日」。
おすすめ映画はもちろん、『時をかける少女』(1983)。監督は大林宣彦。
頭がクラクラするような、思わせぶりエロティックな世界でがんじがらめになる芳山くんと、カーテンコールの解放感。 

6.10時をかける少女

読んでいただき、ありがとうございます。

6月中旬の映画紹介はこちらに。

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