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夢の実現 ありがとう

ハナコのお別れ後にふとよぎった想い
そんなことができたらいいなと思ったことが夢となり
それが悲しみと淋しさの中に小さな光となって
頭を上げ、少しづつ前に歩き出すことができた


ハナコと別れる日はそう遠くない
それはわかっていた

けど、それがまさか今年だとは思ってもいかなかった
いつものように今年一年 春夏秋冬を一緒に過ごすと
信じていた

2021年はたった25日間しか
一緒にいることはできないなんて
本当にそんなこと考えてもいなかったんだ

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毎年同じにしていたことを辞めたり変えたりすると
嫌な年になるような気がしてた

毎年おせちの一部を作る
サラダのような柚子とレモンを聞かせた「なます」は
そのなかでも定番だった

2012年のおせちには、なますは作らなかった
母の毎日の経管栄養をしながらの介護と
ひとりで登ったり降りたりができなくなってきたロイ(17歳)
そして在宅での仕事と
私自身手一杯だったから
おせちにまで手は回らなかったんだ
「来年は出来たものでいいや」
その年 母が、続いてロイとお別れすることに


ハナコが来てからは
毎年同じ犬の写真のカレンダーを使ってきた
これだけは毎年同じお店で同じものを買っていた
それなのに、去年の年末 私は違うものを買った
いつも同じだし、今年はちょっと変えてみようなんて…
2021年そのカレンダーを1枚もめくることなく
ハナコは逝ってしまった

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私にとっては突然過ぎた別れ
悲しすぎて、後悔することがありすぎて
ジッとしていられない日々

誰かに聞いて欲しいというわけでもなく
ただ独り言のように呟いてきたTwitter

同じようにお別れで悲しくうずくまるご家族が
モニターの向こうにいることに気づく
「ありがとう」そう言いながら、涙している辛さが
身にしみる

私がしてもらったように
言葉を探しながら、その悲しみを
少しでも和らげることができないかと

愛し続けてきた存在が目の前になくなってしまった
虚しさ、ポッカリと開いてしまった心の中の穴を
ほんの少しでも埋められるようなお手伝いをしたい


自分自身だって大きく穴があいたまま
でも、助けて と言えず
ありがとう を繰り返す気持ち
痛いほどわかるんだ

そんな事が発端となり
お役に立ちたい
私にできることはなんだろう
「いつも一緒 いつでも いつまでも」
私自身がハナコをそう感じていたいから

その言葉を作品に込め
私の小さな光となった夢が先週形となり
オープンできました

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私の背中を支え続け
後押ししてくれて
応援してくれた多くの方々

本当にありがとうございます

私自身の感情はまだ安定しません
落ち込んでしまったり、涙あふれる時は
制作からは離れています
そんな時に作ってもいいものは生まれないから

思い過ごしかもしれないけど
ご依頼くださったワンちゃんを感じる瞬間があるの
その時に作品に触れる
イメージはその子と一緒に作っている感じ

 ここには黄色い花がいいね
 ここに入れるなら、あっちのはいらないね
 もう少し緑がほしいな
 いいの出来たじゃない!
そんな風にその子と会話しながら
とても楽しい時間となる

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ハナコもキット尻尾をブンブン振り回しながら
この日を喜んでくれているね

今後どのようになっていくか
その心配よりも、まずは目の前のことを
コツコツと
丁寧に
お空の子とご家族の愛を感じながら
作らせていただきたいと思っています。


オープンから1週間
思った以上の反響とオーダーを頂戴し
感激しながら、制作してました

noteもお休みしてしまったけど
また再開していきます

感情が安定しないままのスタートとなりましたが
これからも皆から勇気をもらいながら
進んでいきたいと思っています


今日も一日ありがとう

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