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かかりつけパティシエールに

かかりつけパティシエール
私の中に突然降って来たこの言葉が、私の頭の中にこびり付いて離れなくなった。

きっとこれを読んでくれる人にはさっぱり何のことか分からないだろう。
私もまだ、半分も分かっていない。
だけどここに書き記しながら、かかりつけパティシエールになってから考えればいいんじゃないかと思って走り出すことに決めた。
そして多分、私をかかりつけパティシエールにしてくれるのは、これを読んでるあなた。ひとりひとりだと思う。

だから私は今から、かかりつけパティシエール

かかりつけパティシエールって

かかりつけパティシエールって一体何なんだ、と思った人も多いと思います。
私の中に今あるイメージは、「かかりつけ医」であり「カメラマン」です。
この2つのキーワードについて詳しく書いていきたいと思います。

皆さん「かかりつけ医」という言葉を耳にすることは、多いのではないでしょうか。
急な発熱、体調不良、健康診断、予防接種、持病の治療の為の通院、、、もちろん利用頻度や理由は人によって様々だと思います。
だけどきっとかかりつけ医が居ないと不安に感じることも多いのでは無いでしょうか。あなたに起こる「いざ」に備える。
初対面では分からない事、伝え切れない事、あなたの今までを記した「カルテ」と、小さな時間の積み重ねから生まれる「安心」「信頼」。技術や知識だけではなく、「立地」「医師の人柄」など、一度の治療では気にならないことでも「かかりつけ」にするにはとても大切な要因がいくつもありますよね。

だから私は、あなたにとって「かかりつけ医」のような安心と信頼を届けられる「かかりつけパティシエール」になりたいのです。


そして私の父はプロのカメラマンです。
人生の節目の記念撮影も、たわいの無い日常も、笑顔も泣き顔もどんな一瞬も逃さずに写真に納めてくれました。
このような家庭で育ったからこそ「カメラマン」という表現が生まれましたが、「家族のような」という事が大きなポイントです。

今は技術の進歩で「写真」を誰もが簡単に写真を撮ることが出来ます。思い出の一瞬を記録に残し、見返す事も簡単です。生活の中で無くてはならないツールのひとつではないでしょうか。
写真を職業にしていなくても、勉強し、練習すればある程度さまになる写真を撮ることが可能です。
だけど、七五三、成人式、結婚式、人生の節目、自身にとって大きなイベントの時にはプロのカメラマンに撮影を頼むのでは無いでしょうか。美しく、儚い一瞬を一番良い状態で記録するために。それが自分ではなかなか出来ないことを良く解っているからこそ「プロフェッショナル」を求めるのだと思います。
特別で大切なかけがえのない「非日常」を切り取るカメラマン

でもどうでしょう、ピントが合っていなくても、印刷した写真に指の影が映っていても、山積みになった洗濯物が背景でも、「飾らない自分」レンズの向こうに居る「大切な人」に向ける笑顔。その「大切な人」がカメラを向けてくれている、ということが大切なのではないでしょうか。そしてそれはたまたま頼んだカメラマンには収めることの出来ない一瞬なのではないでしょうか。
特別で大切でかけがえのない「日常」を切り取るカメラマン

どちらも必要だと、私は思います。
何が大切かは「何を求めるか」その時々で正解も変わるのです。
私にとって父はそのどちらも満たす存在でした。きっと父は私が生まれた時から私の「かかりつけカメラマン」だったのです。

だから私はあなたにとっての「日常」と「非日常」をどちらも切り取ることが出来る、「家族」のような「かかりつけパティシエール」になりたいのです。
その日1日に関わるパティシエとしてではなく
1年、2年、5年
と長い目で、人と人として関わりを持ち
とにかくクライアントさんの「望み」を叶える事だけに全力を尽くし
病める時も健やかなる時も、
苦楽を共に出来る存在でありたい
ニジでなければ出来ないことを、クライアントさんと二人三脚で創り上げたい


私がかかりつけパティシエールとして叶えたいこと

では私が、「かかりつけ医」のような、「家族」のような
「かかりつけパティシエール」として何を叶えたいのか

これはクライアントさんあってのことなので今ははっきりと見えていないというのが正直なところですが今、自分が想定しているアイディアを書き記しておきます。

リクエスト1
「お子さん1歳の誕生日のスマッシュケーキ」


サービス1
「1歳児でも食べられるケーキをニジが製造」
サービス2
「1歳児でも食べられるケーキのパーツをニジが製造、親御さんが飾り付け」
サービス3
「1歳児でも食べられるケーキのレシピをニジが考案、親御さんが製造」
リクエスト2
「毎年の結婚記念日のケーキ」


サービス1
「結婚してからの年数分の花の飾りを毎年増やしていく」
サービス2
「記念日を忘れがちなご家庭に毎年記念日近くにこちらから日程調整の連絡をする」
サービス3
「大きなケーキ1つではなく、旦那様から奥様へ、奥様から旦那様へ、相手に渡したいケーキをそれぞれつくり、プレゼントにする」

このように同じリクエストでも、クライアント様事に求める事は違います。
私は、クライアント様に寄り添い、共に悩み、共に価値を創造していきたいのです。

また、楽しい時だけケーキ、お菓子を食べる訳ではありません。
貴方の大切な人が亡くなってしまった時
本来ならば悲しみに明け暮れ、故人を想い、故人のそばに出来るだけ長く居たいはずです。
それなのに、お通夜、お葬式の用意、香典返しの用意など、様々な業務が付き纏います。
その中にある、お菓子にまつわる業務だけでも、私が請け負うことが出来れば、ほんの少しでも故人を忍ぶ時間を増やすことが出来るのではないでしょうか。
また、生前から、好きなお菓子や仏前に備えて欲しいお菓子を知っておく事も可能なんじゃないかと思います。

私はかかりつけパティシエールとして、「あなたの人生を豊かに」していきたいのだと思います。


最後に

私は母のようになりたくて
母のようになり父のような人と人生を歩みたくて
弟や妹の憧れで居続けたくて
天国で兄に再会した時に褒められたくて
今を生きています。

自分の夢を叶える事と自分の大切な人の人生を豊かにする事が
同時に叶うとしたら
こんな幸せな事って他にないのでは。
と思います。

私の中に溢れているアイディアは、決して私ひとりでは叶えられません。
クライアント様が居なければ成り立たないし
クライアント様に最善を提供する為にも、沢山の人の助けが必要になります。
自分だけでは出来ない事も誰かと一緒なら叶えられるかもしれない。
見栄を捨て、ひとりで強がるのを辞め、人を頼り、
等身大の自分で自分に出来ることをまっとうしていこうと思います。

『人と人とを繋ぐ架け橋になって欲しい』


と願いを込められ付けられたこの名前の通りに
自分自身も沢山の人と繋がり
沢山の「人と人」を繋ぐ存在になりたい。
それが出来るのが

『かかりつけパティシエール』


長く拙い文章を最後までお読み頂き
ありがとうございます。
なぜこの言葉が私の中に溢れ出たのか、実際どんな方にサービスを提供したいのか、などまだまだ書き切れていない想いもあるので
またここで、皆さまにお伝えしていければと思います。

これからも沢山の皆様のお力添えが必要です。
もし何か感じた事がありましたら、メッセージを頂けますと幸いです。

それではこの辺で





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