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2ヶ月YouTubeで宅建に合格した勉強法〜過去問編〜

今回は、独学でYouTube学習しながら過去問を解いていく時に、どのように過去問を利用したのかまとめます。

過去問を解く目的

僕が使った過去問は、スッキリ受かる宅建士 分野別過去問題集12年分です。気に入った過去問で大丈夫ですが、ぼくがおすすめなのは分野別のものです。

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分野別のメリット

・解いていて苦手分野がわかりやすい
・似たようなひっかけや選択肢の作り方を見抜きやすい
・分野ごとに勉強の強弱を付けられる

過去問を解く目的は、もちろん苦手分野を知って試験問題に慣れることもありますが、もっとも重要な目的は選択肢の作りかたを見抜くためです。

宅建の出題構成と学習ポイント

宅建の問題構成とポイントを整理してみました。

権利関係14問

(一般法)民法10問
(特別法)借地借家法2問
(特別法)区分所有法1問
(特別法)不動産登記法1問

民法のベースとなる総則(原則)を理解していないと、特別法でさらに規制された場合に混乱してしまいます。必ず、原則と例外をセットでノートに書き出します。法改正した分野は必ず抑えておくのもポイントです。

法令上の制限8問

都市計画法2問程度
建築基準法2問(1問簡単・1問難しい)
国土利用計画法・農地法・宅地造成規制法(理解すれば簡単)
土地区画整理法(手続きの流れを理解する必要あり)

都市計画法は最初に出てくる用語の定義がもっとも重要なパートです。第一種低層、準住居など用途地域の順番とそれぞれどんな地域なのかパッとイメージが出てくるまで暗記してから次の勉強をした方が効率がいいです。
都市計画とはまちづくりなので、行政の手続きがかなり出てきます。行政が都市計画をする時の手続きの流れを把握しておくとかなり勉強スピードが上がるのでおすすめです。

法令上の制限では、全体的に表を覚えることがポイントになってきます。表は、実際に自分で書いてみるのが一番早いです。その時、教科書の表の言葉と試験問題で出題される時の言い回しが違う場合、試験問題の言葉で表を自分で作っていきます。

宅建業法20問

ひっかけ問題が多く出題されます。出題者にとっては、宅建業法を得点できない受験生に受かって欲しくないからです。ひと通り勉強したら、ひっかけ選択肢集を自分で作ることがおすすめです。

宅建業法に関しては、なぜか大手のテキストはどれも毎年同じような書き方をしています。つまり、同じテキストで勉強していて受験生が混乱しやすい、引っかかりやすいポイントも大体毎年同じということです。予備校が授業で教えなければならないポイントをあえて作っているとも言えるので、独学のみなさんは大手のテキストによって起こるひっかけにかからないようにしましょう。

税その他8問

税法2問(国税と地方税のどちらか)

不動産鑑定評価
景品類及び不当表示防止法
住宅金融支援機構
土地建物
(上記は過去問と同じ選択肢を使い回しが多い)

最新の統計
(前日寝る前にYouTubeを数本見れば1点取れます)

税法は難しいこともあるので、そこまでがんばらなくてもいいと思います。逆に、他の分野ではしっかり点を取らなければいけないところです。税その他の問題文は、過去問とまるっきり同じ選択肢が使われることが多いです。

例えば、不動産鑑定評価をする3つの方法があり、3つを使って総合的に不動産の価値を評価するのですが、問題のひっかけとしては3つの手法に優劣を付けている選択肢がいつも出ています。

ですので、税その他の分野は、過去問の選択肢をしっかり勉強すると得点に直結する分野です。

実際の勉強したノートを紹介

最後に、実際に合格したノートがどんな勉強だったのご紹介したいと思います。

自ら売主

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土地区画整理

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ぼくはこのようにまとめていきました。問題の正誤で何割解けたというよりも、「選択肢がわかったかどうか」を勉強します。選択文のどこの部分が間違っているのか、単語なのか、順番なのか、因果関係なのか、時間なのかわかってしまえば、本番でもすぐに気づくことができます。

同じ問題でも間違えた問題は、その時間違えた迷った部分を同じようにひっかけコレクションに入れます。そうすると、あとで見直した時に「自分はまた同じひっかけで間違えたんだ」と気づくことができます。

過去問の2周目当たりから、「1問あたり2分で解けるか」を意識していきます。民法の場合は、そこまで意識しなくて大丈夫です。宅建業法・法令・税その他は、7割くらいの問題が一度問題を読めば回答できるようなると本番で民法に時間を割くことができます。

模試は受けていないのですが、模試というのは予備校講師がオリジナルで作った問題と過去問の問題、少しアレンジした過去問を混ぜているだけなので、過去問の選択肢すべてで勉強してやると思えば必要ないと個人的には思います。

うまく分野別過去問のメリットを生かし、ノートに書き出すことで効率よく点数に結びつく勉強をすることができます!


今回は過去問の使い方についてまとめました。来年からの宅建受験に使えれば嬉しいです!参考になった、宅建試験頑張ろうと思えた方、コメントなどあれば是非よろしくお願いします。


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