見出し画像

取引メッセージで在庫を聞かれた話

それは、ある出品物が購入された時でした。
すぐに購入者から取引メッセージが来たのですが、あいさつとともにこのような文章が書かれていました。

他にも出品予定はありませんか? 特に○○を集めています。

私が出品したのはある漫画雑誌の特製品だったので、その中で特定の作家のものを求めているというのです。
質問をされたので、特に何も考えず正直に他にも所持していること、出品予定であることその品の詳細を伝えました。
すると……

まとめて購入するといくらになりますか?

なぜもう買う気マンマンなのか。持ってるし出品するつもりとは言ったけど、あなたに売るとは言っていません。返信のお礼はあるものとして、個人的には「そちらも合わせて購入させていただきたいです」から始まるのがベターです。詳細を伝えたことがスルーされてるのもがっかりしたので「そちら未所持なので〜」など、ちゃんと詳細を確認したとわかる文章があると印象が良かったです。とにかくいきなり「まとめていくら?」はがっつきすぎて引きますので、ワンクッションください。
というか、もう取引始まってるんですけど。後出しで要求されると「取引キャンセル→出品ページ編集→再度購入してもらう」って手間なんですけど。

そのとき一緒にいた家族に「まだ出品してない品とのまとめ買い希望されたわ。どうしよう」と言うと「欲しいって言ってんだから、多少足元見てもいんじゃね? そういう人は高くても買うでしょ」と返されました。メルカリをやってない人でも、この反応なんですね〜。
もともと出品物は懸賞の当選品=数が少ないとしてレアリティを付与していました。非売品なので定価も参考価格もありません。とはいえ漫画雑誌の品では需要は読者のみとかなり絞られるため、そのあたりも踏まえて価格設定していました。
なので、希少性−需要+明確な購入希望者(+送料・手数料)で考えて、まとめ買いの価格を提示すると……

この品物だけの購入にします。

引き下がりました。まとめて買えば一度の出費がかさむのは当然なので躊躇する気持ちはわかりますが、ぼったくり価格すぎたか? と不安にもなりました。
しかし後日、提示したまとめ買い金額からこの出品の価格を引いて、まとめ買われなかった方を出品したら別の人に普通に購入されたので、そこまでぼったくり価格ではなかったのだと思います。

さて、取引メッセージで在庫の問い合わせをしたこの購入者ですが、私は「ずるい」と感じました。
取引メッセージは購入者と出品者しか見ることができず、取引終了後は一定期間経つとやりとりが消えてしまいます。他の人には見えないところで在庫確認や交渉をするのはずるいです。しかも自動で消えるので証拠が残りません。
見えないところでそんなやりとりをされていたら購入者側では不公平だと感じます。出品者としては、やりとりが見えない他の人から同じことを聞かれるかもしれません。二度手間です。

というか、そもそも「このジャンルの品を出品しているなら、これも持ってるかな?」で問い合わせるのはどうなんでしょうか。過去にコメント欄でも聞かれたことがあるんです、「特定の作家のもの(自分の未所持品ならなんでも可)」ではなく「この品」と指定して。その時はその品を持っていなかったので、「所持していません」で終わりました。
すごい賭けじゃないですか? 言い方は悪いですが、「欲しいんなら金を出せ」と足元を見られる可能性があるんですよ? 聞いた時点で欲しがっているのはわかっているんですから。まだ出品していないから、価格にぼったくり分が上乗せされているかはわからないですし。ぼったくられてもカモられても欲しいということなのでしょうか。
つい最近、コンサートチケットを3倍の価格で譲ると言って金だけ受け取ってチケットを送らない詐欺を働いた女が逮捕されたニュースを見ましたが、被害者が「どうしてもコンサートに行きたかった」「チケットは生きる希望」とまで言っていたんですよね。この発想に近いのではないかな、と思いました。ちょっとやばい。(チケットを送られなかったから詐欺事件になっただけで、ちゃんと送ってもらえてたら満足してたってことですよね。高額転売でも、公式を苦しめることになっても)

これからメルカリを始めてみようという方がいらっしゃいましたら、よければ招待コードを使ってください。登録時に入力するとポイントがもらえます。その際、私にもポイントが入りますことをご了承ください。
招待コード【CSNQSK】

最後までお読みいただき、ありがとうございました!