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9. ⑤「兄が発病してから家庭内はどうなっていったのか」

【精神障がい者新居浜家族会・ひなぎく】も先日無事に総会を終え、新しい年度をスタートさせました。

兄が統合失調症を発症してから、早、40数年という月日が過ぎました。

私自身の表現活動の1つとして、公の場でも体験談を語ったり~、著書に綴ったり~、動画を配信したり~。
そして、家族会の一員としても、こうして文章で綴ったりしていますが・・・

発症当時の状況を具体的に思い出すことで、もう乗り越えていたはずの "家族としてのトラウマ” に、再度、向き合わざるを得ない時もあります。

当時を思うと比較にならないほど、兄の症状が改善していても。
家族の関係性が、格段に良くなっていても。
消えない傷が、当事者だけでなく、家族それぞれに残っているのだと実感した時。

他のご家族、、、特に私のように「兄と妹」というきょうだい関係に置かれた方々は、「過去」にどう向き合い、「現在」どう乗り越え、「未来」を描いていくのだろうか……と、知りたくなることも、たびたびありますね。

このところ順に貼り付けている「トーク動画」を制作したのは、約2年前になります。

その当時もやはり、シビアな内容にさしかかってきた頃に、どこまで話して良いものか迷い、何度も録画しては消して……を繰り返す日々でした。

もう一方では、こうして段階を経ながら、過去から解放されていくものなんだろうなと、客観的に見ている自分もいた気もします。

今回アップする動画では、兄が発病した時の私の心情を思い出し、語ってみたものです。

https://www.youtube.com/embed/YRPOge2Ct0c?rel=0


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