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魚沼に伝わる生ホルモン文化

こんばんは!
新潟県地域おこし協力隊の長島りょうへいです。

新潟県地域おこし協力隊106日目。

本日は新潟地域のグルメ
魚沼市に根付く食材の紹介です!


魚沼市を車で走る道中、目に留まった1軒のお店。
生もつが気になって立ち寄ってみることに。

今回訪れたのが、「ミートショップまえじま」さんです!

店内には、ロースの豚肉、豚トロの定番のほかにも
レバー、ハツ、豚や牛のもつなど
ホルモン系が数多く売られていました。

そしてここのお店の豚は「和豚もちぶた」という品種で、
過去にはJapan Food Selection金賞受賞、
栄養価も普通の豚とは違うんです!
通常の豚と比べてうまみ・美味しさに影響を与える、
グルタミン酸は2.7倍。
若返りのビタミンと言われるビタミンEに関しては
3.5倍もあります。

今回はそんな豚を使った「モツ」を買って、
早速家で調理してみることに!
まえじまさん自家製のたれに漬け込んだモツを、
フライパンで炒めるだけで調理は簡単。

タレがぐつぐつ煮立って、
モツもご覧の通りプリッと形になったら火を止めます。

炊き立てご飯の上に追加で炒めた玉ねぎと一緒にモツを入れて、
自称・魚沼モツ丼の完成です!

熱々のうちにいただきます!
食感はプリっとしてて、脂っこくなく、
噛めば噛むほど旨みが口に広がって美味しい。
そのあとに急いで白米をかきこんで、
ごはんとの相性抜群にまた美味しかったです。
欲を言えば、ネギと黄身をトッピングして加えると
さらに美味しいと思います!

今回まえじまさんのほかにも魚沼市で実は
ホルモンを取り扱うお店が数多く点在しています。

なぜ魚沼市でホルモン文化があるのでしょうか?

所説ありますが、奥只見につながる道「奥只見シルバーライン」建設が関係しているそうです。

奥只見シルバーラインは1954年12月より建設開始、
着工から3年後の1957年11月に完成しました。

完成するまで全国各地から労働者がやってきて、約180万人の人員を投入、最盛期には1日当たり3,700人が建設に従事する難工事でもあったそうです。

その労働者の中で、豚の生ホルモンを食べるという食文化を持った人がいて、それがまず労働者の間で広まり「スタミナ源」として食べられ、魚沼の地にも根付いたのではないかとされています。

また、地域で養豚業を行っている農家があり、
新鮮な生ホルモンも手に入り易かったため、
より地域に根差したのではとも言われています。

最初は魚沼でホルモンを食べるなんて想像つかなかったです!
魚沼と言えば美味しいお米が有名ですが、
ホルモンなど地域にある貴重な食材を活かして
今も変わらず美味しく味わうのはすごく楽しいです。

魚沼グルメを堪能したひと時でした!

ここまで読んで頂きありがとうございました!



https://tabelog.com/niigata/A1504/A150401/15015222/


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