古町に「まちなかコミュニティ菜園」が誕生! 【第1回講座レポート】
ついに始まったKAIKOU!講座!
ここでは、6月1日に開催された第1回講座のレポートを
KAIKOU!ライター/小山がお届けします。
にいがたまちあそび学校 KAIKOU!とは?
今回のテーマ「まちなかコミュニティ菜園って?」
講座を企画するコミュニケーターは、KAIKOU!のプロデューサーで、「上古町の百年長屋SAN」副館長の金澤さんです。
以前から興味を持っていた食物を育てることについてや、普段からお世話になっている新潟の農家さんについて、お話しの機会を作って学び、さらに奥庭で実践できたらきっと楽しいのでは?!という想いで企画されたといいます。
講師をつとめたのは、「世界一おいしいごはんが食べられるNIIGATAを作る」を掲げる新潟の農家集団・協同組合「人田畑」メンバーの小林明日香さん。
新潟のまちなかで農園を作るための基礎知識や事例を、トークセッション形式で教えていただきました。
その日のプログラムは、人田畑さんによるトークセッションと交流ランチ。トークセッションと言っても、参加者同士の自己紹介からはじまり、終始KAIKOU!らしいワイワイとした雰囲気の楽しいイベントでした。
ここからは、今回の講座に私が参加してよかったと思うポイントをご紹介します!
ポイント①小林さんの土づくりに対するこだわりが興味深い!
はじめに、人田畑の小林さんより、人田畑の皆さんや小林さんがどんな農業をしているのかについてお話しいただきました。そのなかでも私が興味を持ったのが、小林さんの土づくりに対するこだわりについてのお話です。
小林さんは肥料を使わずに自分の畑で採れたものを使って循環させる、「自然栽培」という農法で野菜を生産しています。自然栽培はその土地にいる微生物の力を借りるため土づくりに時間がかかったり、野菜の出来がまばらになることがあると言います。しかし、肥料を使って育てた野菜よりも味が濃くすっきりとしていておいしかったり、安心して食べられたりすることから、「自分が食べたいものを作りたい」「おいしいものを食べてほしい」という想いで野菜を生産されているそうです。
そんな小林さんの農業へのこだわりを聞いて、私はこれまで値段ばかりを重視して野菜を選んでいましたが、そのような生産者さんの想いを知るとその人が作った野菜を選びたくなるなと感じました。
ポイント②atoriさんの野菜たっぷりのパッタイ弁当
トークセッションの後には、同じく古町エリアにあるお弁当屋・atoriさんのパッタイ弁当。人田畑さんの米粉麺や野菜を使ったお弁当は見た目が綺麗でとても美味しかったです。
atoriさんにお料理の説明をしていただいて、「これはこういう野菜なんだ」「この葉っぱを手でちぎってかけて食べるとおいしいんだ」と他の参加者のみなさんと食を楽しめたのがすごく良かったなと思っています。
参加者の中には、SANの裏庭でお弁当を食べている方もいました。晴れた日に外で、お弁当を広げて会話を楽しむ姿がとても印象的でした。
「まちなかコミュニティ菜園」2か月の経過
SANの奥庭で、まちなかコミュニティ菜園が始まって、はやくも2か月。
参加者のオープンチャットには、毎日水やりをした報告や植物が育っている様子のやりとりがされています。
私はなかなか参加できていないのですが、植物の話題を通して仲良くしている方々の様子をみて、あたたかい気持ちになっています。このコミュニティ菜園を通して共通の話題ができたことで、参加者同士の交流が深まっていることが分かり、とても素敵だなと思っています。
これからどのように活動が展開していくのか、とても楽しみです!
(文/写真:小山美樹)
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