見出し画像

スーパーシティ法案可決!!

スーパーシティ構想ってどんなものなの!?

「スーパーシティ」構想の実現に向けて 最終報告

AI 及びビッグデータを活用し、社会の在り方を根本から変えるような都市設 計の動きが国際的に急速に進展している。

第四次産業革命を先行的に体現し、 革新的な暮らしやすさを実現する最先端都市となる「スーパーシティ」の構想 を実現する。

 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/supercity/openlabo/supercitycontents.html

これまで日本国内において、スマートシティや近未来技術実証特区などの取 組があった。しかし、エネルギー・交通などの個別分野での取組、個別の最先 端技術の実証などにとどまっていた。 「スーパーシティ」は、これらとは次元が異なり、「丸ごと未来都市を作る 」ことを目指す。

白地から未来都市を作り上げるグリーンフィールド型の取組(雄安、 トロントなど)もあれば、既存の都市を作り替えようとするブラウンフィール ド型の取組(ドバイ、シンガポールなど)もある。

中国やドバイなどで革新的 な取組が先行しつつある一方、トロントでは、住民の不安による混乱も生じて いる。


「 スーパーシティ」の具体像 

(1)表側からみた「スーパーシティ」 

①生活全般にまたがる ●以下のような領域を広くカバーする(少なくとも5領域以上など)。 


・移動: 自動走行、データ活用による交通量管理・駐車管理、マルチモ ード輸送(MaaS) など ・物流: 自動配送、ドローン配達 など 


・支払い: キャッシュレス など ・行政: パーソナルデータストア(PDS)、オープンデータプラットホー ムワンストップ窓口、API ガバメント、ワンスオンリーなど


 ・医療・介護: AI ホスピタル、データ活用、オンライン(遠隔)診療・ 医薬品配達 など ・教育: AI 活用、遠隔教育 など 


・エネルギー・水: データ活用によるスマートシステム など ・環境・ゴミ: データ活用によるスマートシステム など 


・防災: 緊急時の自立エネルギー供給、防災システム など ・防犯・安全: ロボット監視 など 


②未来社会の加速実現 ●2030 年頃に実現される未来社会での生活を加速実現する(域内は自動走 行のみ、域内は現金取り扱い、紙書類なしなど)。 


③住民参画 ●住民が参画し、住民目線でより良い未来社会の実現がなされるように、ネ ットワークを最大限に利用する。 住民のコミュニティが中心となって、継続的に新しい取り組みがなされ、 改善が進められるような新しい住民参加モデルを目指す。


最先端の技術活用とAPI ●最先端の技術を活用し、常に最適最善のものを活用できることが必要。 


 1)新規開発(グリーンフィールド)型: 都市の一部区域や工場跡地など で、新たな都市開発を行い、新たな住民を集める 2)既存都市(ブラウンフィールド)型: すでにあるまちで住民合意を形 成しつつ、必要な再開発・インフラ整備を行う ・なお、いずれのタイプも、行政区域(市区など)と一致する場合(グリー ンフィールド型の場合は新設も含め)も、その中の一部区域(ディストリ クト)となる場合もありうる。

 ●選定に際しては、 ・住民の合意形成を促進・実現できる、ビジョンとリーダーシップを備えた 首長の存在、 ・最新技術を実装できる企業の存在、 などが重要となる。 

この記事が参加している募集

よろしければサポートを何卒お願い申し上げます。