自分の頭で考えるってどういうこと?【ニュース感想】

先日、人通りの少ない屋外でマスクを外して1人で歩いていたら、知人にびっくりされた。
マスクしていないなんてなんてことだと。

もちろん近くに人がいるわけではないし、私は一人で黙々と歩いていたのでしゃべってもいない。

その日は暑くてただでさえ汗をかくほどなのに、マスクでより化粧を崩すようなことはしたくない。

びっくりしてた知人には、マナーを守らず周りの人へ配慮できない人と思われるよと言われた。

そんなに他人がマスクしてるかどうかなんて気になるものだろうか。

室内でぺちゃくちゃ喋っていたり、咳やくしゃみをしていない限り、その人がマスクをしているかどうかなんて、わたしはほとんど気にしていない。

自分の行動くらい自分で決める

だって大人だもん。

子どもなら分かる。
勝手にマスクを外したらパパやママや先生に怒られるかもしれないし。

それで子どもが熱中症にでもなったりしたら、それは大人の責任だ。

でも大人は自分の体調管理やそのために行う行動は自分で責任を持って決めればいいと思う。

もちろん国の基準を参考にするのは良いと思うけど、
政府が外していいよというまで外さないなんて、なんか子供っぽいなって思う。

マスクをしていて熱中症になったら、政府が外していいって言わないからって人のせいにするのだろうか。

そもそも日本政府は国民にマスクを強制しているわけでもないし。

マスクを外すのはコロナが終息した時ではなく、周りの人がマスクを外しだしたときなんでしょうね。

自分で考える習慣のない人たち

本当に多いなって思うし、気を抜いたら自分もそうなるなという危機感さえある。

仕事でも本当にそう感じることが多い。

みんな、"自分はどうすればいいか"の答えを他人に求める。

例えば、当社にとても不利な内容の契約書締結の依頼が、担当者からきたとする。
まず最初に私は、「めっちゃ不利だけど事業部としてはいいの?」って聞く。
だいたいの場合、担当者は、「ちょっと厳しいなとは思いますが、法務の見解をください。」とか言う。
私は、「当社に不利な内容です、こんなリスクやあんなリスクがあります。」と伝える。
担当者は、分かりましたと言って、そのままの内容で締結してしまう。

これが、「こんなリスクの高い契約無理です、交渉してこんな感じに変更してもらってください。」
と言えば、もちろん担当者は取引先と協議してくれるのだが。

要は、自分でやり方を考えて落としどころを見つけるのは面倒だし、自分で責任を持ちたくないのだ。

しまいには、先方の会社名の欄はどうすればいいですかと聞いてきやがる。
(口悪くてごめんなさい。たまーにこんな感じでぶちぎれてる。)

どうすればとは。

先方に記入してもらうのがいいのか、担当者が記入すればいいのか、
法務が記入するのかという質問だった。

そんなの自分で考えてよ…

自分の頭で考える為の訓練

世の中、自分で考えなくても生きていけてしまう。

昨日と同じ、みんなと同じことをしていればいい。

でもそれに慣れてしまったら、自分で考えることって本当になくなってしまう。

自分で選んだつもりの化粧品も、服も、飲食店も、実はインスタで"いいね"したものだったりするから。

それに、私たちは、見た目も行動もみんなと同じにして、先生や親の言うことだけを聞くような教育を受けている。

自分で考える力は衰えて当然とも言える。

だからこそ、意識して自分の頭で考える訓練をするべきだと思う。

わたしが心掛けていることは2つあって、
「みんな言ってる」に惑わされないことと、「前からこうだから」を疑うこと。

多くの人が買っていて評価が高いものは信憑性のあると言えるし、昔からの慣習には意味のある良いものもある。

でも、いったん自分の考えのフィルターを通してみてから、それを再確認することは大切だと思う。

無意識にスルーしてしまうこともまだまだあるけれど、日頃から意識するように気を付けたい。

自分の頭で考えてそれを行動に移すのって楽しいから、その能力を失わないようにしたい。
失敗しても納得感があるし、上手くいくと嬉しさは倍になるのだ。


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