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"学び直し"が流行!学ぶことの楽しさをなぜ大学生の時に気付かなかったのか【ニュース感想】

思い返せば、わたしはそこまで学ぶことに意欲的な大学生ではなかった。

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大学に通う1番の目的は大卒という学歴を手に入れる為であった。
その資格を得るためにただただ必死で在籍していたように思う。

もちろん好きな授業もあったし、興味深いと思う教授もいた。

時間は腐るほどあったはずなのに、その割には一生懸命学んだ記憶はない。

知識は財残

知識は誰にも奪われないし、どこかで自分を助けてくれたり生活を豊かにしてくれたりする。

イメージ戦略や自己実現欲求の為だとしても、新しい知識を習得しようとすることは素晴らしいことだと思う。

賛否両論あるとは思うが、年齢や立場に関係なく新しいことを学ぶということは良いことだ。

もちろん、真剣に学びたい、研究をしたいという思いから、"学び直し"をされるのはとても立派なことだと思う。

今学生の人に是非伝わってほしいのだが、学生のころは義務として仕方なくやっていた勉強が、経済的にも時間的にも余裕がでてきた今になって、もっと勉強しておけばよかったと思い始めるのだ。

大人になって毎日仕事に追われていると、学ぶって楽しいって気付く時がある。

芸能人は番組や雑誌などのメディアでコメントを求められたりして、そんな時に、自分に知識が足りないことに気付いて「学びたい」という意欲につながることもあるのかなと思う。

どのみち、"自分にはこれが足りないからこれを学ぼう"という気付きからの行動力は素晴らしいことであるはず。

学びの楽しさに気付くのはいつも大人になってから

実際、わたしの大学時代の友人の1人で、社会人を経験している人がいた。

一応同級生ではあったが年齢は5つくらい上だったように記憶している。

きっと、高校を出た18歳程度の年齢で、自分のやりたいことや将来を鮮明に考えたり、自分にに合った道を確実に選んだりできる人は稀だと思う。

そんななんとなく大学に入って、必要かどうか分からない、やりたいかどうかも分からない学問に一生懸命になる方が難しいのかもしれない。

しかも高校や大学では、××学部△△学科のカリキュラムだからとか言って、興味もない分野を強制的に勉強しなければならない仕組みになっている。
その授業の単位がないと進級できないとか。

教育に精通した偉い人が考えに考えて必要と判断した授業なのかもしれないが、なんでこの授業を受ける必要があるのかの答えは「ルールだから」ということになるのだ。

そんな中で、学ぶことの楽しさに気付くのは結構難しいことだと思う。

授業以外に楽しいことがたくさんあるのが大学生だし。

同年代以外の友達ができるかも

当たり前だが、大学って、18~22ないし24歳前後の人しか通ってはいけないわけではない。

「中高年層を開拓できる」と大学側もこの流行を前向きにとらえているようだが、学生にとってもいい刺激になるはずだ。

社会経験がある人が改めて大学に入学して、しっかり勉強して、それを仕事に活かしていく。
そんな姿を18、19歳で目の当たりにするのはいい経験になると思う。

大学が、もっと様々な年代の人が交流する場所になったらいいと思う。

大学生が社会人と接点を持つのって、バイト以外だと、本当に自分から積極的に機会を取りにいかないとないものだ。

大学生の4年間、20代前後の人のみのコニュニティーだけで過ごすのは本当にもったいない。

普通に同級生として社会人を経験した人や、自分と全く違う境遇の人がいれば、それだけで視野や価値観は広がると思うのだ。

海外ドラマや映画を見ていると、一度社会に出た人が大学に行くといったことが普通にあるようなので、日本でもこういう事例が増えていくのは良いな。


そうはいってもなかなか実現は大変。
お金にも時間にも余裕があるのが前提の話ではあるかと。

大学の学費は高すぎるし、その割に奨学金制度はちょっとしょぼいのでは。

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