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言葉を使い分ける【ニュース感想】

5月25日は広辞苑の日らしい。
1955年の5月25日に、岩波書店から『広辞苑』の初版が発行された。

広辞苑は刊行されて以降何度も改訂されてきて、最新版は2018年の第七版だそう。

言葉も時代に合わせて進化する

2018年の広辞苑の改訂では、「上から目線」「自撮り」「がっつり」「婚活」「ちゃらい」「クラウド」「フリック」「LGBT」「ブラック企業」「ビットコイン」といった言葉が追加された。

わたしにとってはどれもあたりまえに使う言葉で、「今まで入っていなかったのがびっくり!」というものさえある。

逆に、ユーキャンの流行語大賞なんて見ていると、「え?なに?どういう意味??」っていうのもある。

時代に合わせて新しい言葉が生まれたり、逆に使われなくなる言葉があったりするのは本当に面白いなと思う。

もう"写メ"なんて言葉を使っている人なんていないんだろうな…

言葉の意味を定義する重要性

広辞苑のような国語辞典には、当然言葉の意味が定義されている。

仕事柄、言葉の意味を定義するのってとても重要だと感じている。

契約書を作ったり、リーガルチェックをするときには、相手はどういう意味てこの言葉を使っているんだろう、どういった意図でこの一文を追加しているんだろうことを思索する。

必要であれば、契約書の中で使われている言葉の定義を一覧にして、書面の中で記載しておくこともある。

校正の仕事をするときも、表現したいことにぴったりな言葉はどれなのか、ライターさんと認識が合っているのかとても不安にあることがある。

特に、書くことでコミュニケーションをとる場合は、言葉の定義が双方で一致していないと、同じ文章でも人によっては全然違うイメージを受け取る可能性がある。

表現したいことがそのままちゃんと伝わる文章を作るためには、読み手の受信能力に頼り切ったスーパーハイコンテキストなものなんて言語道断だ。

相手に合わせて使う言葉を合わせる重要性

言葉が進化していくと同時に、もちろん年代や生活環境によって使う言葉の種類が変わってくる

15歳の中学生が使う言葉は、60歳の会社員には通じないかもしれないし、
世界で活躍するスーパースターの使う言葉と、しがない会社員のわたしが使う言葉もきっと違う

言葉遣いにうるさい大人になりたくはないけれど、相手に合わせた言葉が使える大人にはなりたいと思う

学生と話すときは、ある程度今時の言葉をつかえた方が親近感があるんだろうし、
年配の方と話すときは、自分が普段使っている言葉が相手にとっても同じレベル、認識で使う言葉なのか気にした方がいいかもしれない。

もっと語彙力がほしい

同じコミュニティ同じ年代の人とばかり話す人よりも、いろいろなタイプの人と話す人の方が語彙力が高いと言えると思う。

日本語しか分からないより、英語も中国語も分かった方がよりたくさんの人とコミュニケーションが取れるのと同じで。

文字を書く仕事をしていたら、もっとこうぴったりな言葉ないかなって思うし、読み手に取ってより分かりやすくて明確な言葉にしたいなって思ってばかりだ。

広辞苑が私の脳みそにダウンロード出来たらな。はにゃ。

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