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まずは自分から変わる

はじめに

「この問題わかるひと~?」
「はーい!」「はーい!」「あー あたらんかった!」

よくある授業の1シーンです。

高学年になるにしたがって、子ども達の反応が重たくなります。
#教員あるあるかな

教員の力量不足といわれるとそれまでなのですが、そもそも大人にもこの気もちはきっとわかるはず。

私が先日行った免許更新講習では、大学の教授が「木を英語で何と言うかな?」と聞かれても会場はシーンとしていました。
周りは全員教員だったから「ツリー」というのはわかっていたはず。
なのに誰一人答えなかった。


私も、教授と目を合わさないように下を向いていて指名されないように祈っていた。
#なんとも情けない

何冊か本を読む中で、少しずつマインドが変わってきたのでぜひ紹介したいと思います。
#山口周さん #藤原和博さん #西野亮廣さん


「失敗を恐れる人」

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まず、私を筆頭に失敗を恐れる人の多くは

「失敗をしたら損をするかもしれないから動けない」

という損得で物事をみています。

なんとかしてこのマインドから

「失敗したほうが得をするよ」

というマインドにチェンジできればいい。
そこで、実生活を取り入れながら話をします。

「役に立つもの」と「意味があるもの」

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コンビニの商品を「役に立つもの」と「意味があるもの」に分けて考えてみると
ハサミやホッチキスは「役に立つもの」です。


一方、チョコやお茶なんかは「意味があるもの」ですよね。
「私は苦いチョコが好きだ」とか「あの芸能人がやっているCMのお茶を飲みたい」といったふうに、役に立つかどうかではないのです。


では、店に並んでいる商品の種類を見てみると、チョコやお茶の棚にはたくさんの種類が並んでいるのに対して、ハサミとかホッチキスはそれぞれ1種類しか並んでいない。


ここでの結論は、「役に立つものはひとつでいい」ということです。


2番めに切れ味の鋭いハサミとか2番目に止められるホッチキスなどいらないんですね。
googleでも、2番目に検索できるgoogleとかいらないじゃないですか。
やっぱり1番検索しやすいものを選びます。


つまり、役に立つものは一つでいい。1番だけでいいのです。


で、「人間」もこの感じにすっごく似ています。



「役に立つ人」と「意味がある人」


これまで、計算の速さを売りにしてきた人は、電卓が生まれた瞬間に一気に必要とされなくなった。


知識の量を売りにしてきた人は、googleができた瞬間に一気に必要とされなくなった。物知りの最高峰はgoogleなので。


それこそ、今は「こういう場合はこう」とか「こういうときはこうすればいいんだ」というパターン認識でブイブイいわせている人というのは、今後、AIの台頭で一気に必要とされなくなると思います。


つまり、正解を出し続ける「役に立つ人」は今後、どんどん価値が薄れる。


役に立つ人や物が必要ないという話ではなく、「一番役に立つ人、一番役に立つもの以外はいらない」という話です。
なので、一番役に立つ人になればいいのですが、さすがにちょっと難しいです。

やっぱりAIってめちゃめちゃ賢くて、確実に正解を出してくるので。
それに勝つのって難しいですよね。

電卓よりも早く計算するのって難しいです。googleよりも物知りになるなんて難しいですよね。
こうなってくると、役に立つ人ではなくて「意味がある人」を目指す必要が出てくる。


「意味がある人」

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意味のある人のセールスポイントは何になるのか?

そのうちの1つが「ストーリー」です。

今、あなたが応援している人を頭の中に一人思い浮かべてください。おそらく今思い浮かべたその人よりも、その業界で能力的に長けている人はいるはずです。

でも、あなたは能力的に長けている他の人よりもその人を応援している。
その応援理由の1つに、その人の苦労や挫折、悩み、その人が歯を食いしばって踏ん張った瞬間などを見てきたからっていうのがあると思います。

その人が、順風満帆で何の悩みも挫折も苦労もなく今まで来ていたら、もしかしたらあなたはその人を応援していなかったかもしれない。

で、その「ストーリー」は浮き沈みが重要であるということです。

浮き沈みがあったから、あなたはその人を応援しているっていうことですね。
成功したり失敗したりすることっていうのは、非常に重要なんです。

結論としては、「失敗があるからストーリが生まれて、意味のある人になれる」という話です。

挑戦すればストーリーは生まれますが、挑戦しなければストーリーは生まれない。
ストーリーが生まれない限り、現代においては持っても致死率の高い「役に立つ人」の競技に参加し続けなくてはいけなくなる。

何かを選択するときに。「成功するか失敗するか」で判断するのではなく「ストーリーが生まれるか生まれないか」で判断したほうがいいと思います。

右に進んだらストーリーが生まれるのか、ストーリーが生まれないのか。

左に進んだら失敗するかもしれないけど、ストーリーが生まれるよねとか。

そう考えると、挑戦しない手はないと思いませんか。



おわりに


大切なのは、これからの時代を生きていく私達や子ども達がこれまでの考え方でいいのか、時代に合わせて変わらないといけないのかを判断しないといけないということです。

学校教育を否定しているのではなく、これまでと同じ学習内容でも、時代や社会の変化を理解して子どもに接しているのと全く知らないまま関わっているのでは大きく違うと感じています。

#メンターからのメッセージ #西野さんありがとうございます


これからも一緒に学んでいきましょう!


それでは、また。

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