保守は後ろから仲間を撃つ
小川榮太郎さんの『「保守主義者」宣言』を読みました。合わせて、松田学対談シリーズの紹介動画もみました。
前半部分(序から第二部まで)は日本の課題と対策案が所狭しと書かれています。左右どちらのイデオロギーを持っているかにかかわらず、日本人全員が知っておくべき内容と感じました。賛同するか反発するかは個人の価値観次第。
マスメディアに登場し老若男女の注目を浴びているのは非保守の人たちばかりですが、それがどのような帰結を生むか、そしてそれを本当に許容できるのか?よく考え直ちに行動を起こすべきと感じました。
タイトルについて
タイトルに「保守は後ろから仲間を撃つ」と書きましたが、これは、松田学さんとの動画対談でそのような趣旨のことを小川さんがお話されていたからです。保守を任ずる人たちは一家言ある人たちばかりで協力し合わないばかりか後ろから撃ってくると嘆いていました。対照的に、既存のものを破壊・改革する非保守勢力は一致団結していると。
確かに、アメリカ大統領選挙やコロナ対策をめぐる保守論壇の分裂・いがみ合いは小川さんのおっしゃる通りです。
保守もリアリストも国を動かす力にはならない
現代の日本において保守勢力が常にばらばらで力を束ねることが出来ないのであれば、この勢力は国を動かすような力にはなりにくいのかもしれません。常にそうだったわけではないと思うのですが。
ちなみに、「リアリスト」という集団もあります。こちらは競馬で言えば予想屋さん。ありえそうな未来を語らせるならば彼らがピカイチです。ぴっちり当てていきますが、新しいものを創り出す人たちではありません。現状ならぬ現実肯定派とでも言うべき派閥でしょう。
日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。