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ネイティブチェックをしないのは昭和の昔から。。。?! ~ 70年大阪万博の英語サイン

楠田倫子

先日、関西方面に旅行をする機会があり、大阪の万博記念公園へ立ち寄りました。園内の「EXPO'70パビリオン」には1970年万博開催時のさまざまな映像や資料が展示されており、そのひとつひとつから「国家の威信をかけて!」という当時の気迫が立ち上ってくるようで大いに感動しました。
なのですが。。。そのパビリオンの最後、出口付近でこんな展示物を発見↓

う~ん。。。英語表記、なんだかヘンですよね???
THEAM → 正しくは THEME (テーマ)
MINITS → 正しくは MINUTES (分)

こんな国家的プロジェクトだったのに、誰も英語チェックしなかったのかな。。。💦 どうも我われ日本人はアルファベットに表記が置き換わった時点で「英語になった!」と妙に安心してしまうクセ?があるようで。。。
残念な英語看板は今でも多く見かけますが、この「クセ」は今に始まったことではないのだな、と、改めてシミジミしてしまいました。

当会ではかねてより、英訳文のネイティブチェックを提言しておりますが、やはり大切ですね、ネイティブチェック。
(もっとも、万博の例は、ネイティブでなくてもちょっと辞書を引けば気づけたかも。。。。) 
ひと手間かけることでググっと翻訳文のレベルが上がる「校閲、査読」。
必ず行うようにしたいものです。

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