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ネイティブチェックで正しい英語を

               Rochelle Kopp (ロッシェル カップ)
泣いちゃう英語
「This hands dryer will stop using for awhile」「Sold out wears a mask at this place」「Be careful to passage trains」― 私が英語のネイティブスピーカーとして日本で生活していると、このような英文に出会うことがしばしばあります。私はこれを「泣いちゃう英語」と呼んでいます。具体的には文法ミスや、不明瞭な内容、または失礼なことが書かれています。このような質の低い英語は印象が悪いですし、見る人の混乱を招きます。

もちろん英訳を付けて下さっていることはとても嬉しいです。大学の時、初めて日本を訪問した際、英訳はほとんどなく、私の日本語力も低かったため、英訳無しで行動することは難しく、ホストファミリーや他の学生に依存せざるを得ませんでした。現在はより多くの外国人が日本に仕事や勉強で訪れ、コロナ以前は訪日外国人も多くいました。外国人はもちろん全員が英語のネイティブではないですが、英語は実質的に世界共通語になり、多くの人に伝えたいのであればとても役に立ちます。要するに、英語は不可欠な道具です。そして多くの人が使用している事は、大変ありがたい事です。

正しい英語は重要
そのニーズに応じるために、一所懸命に英訳を付けて下さっている人の努力に対して、欠点を指摘することは重箱の隅をつつくような行動に見えるかも知れません。しかし、正しい英語は重要です。英語が正しくなければ、読む人が誤解して、危険な状況に陥ったりするなどのトラブルが発生するかも知れません。英語訳を付けた理由は何か大事なことを伝えたいからだと思います。正しくない英語はそれを邪魔し、むしろ逆効果になる事もあります。

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この問題を避けるために、機械翻訳の無差別的な利用を止めることを強く勧めます。特に日本語という言語は、前後の文脈が非常に大切であり、行間を読む必要性もあるので、どんなに良い機械翻訳でも対応できない部分が多いです。やはり人間の翻訳者が必要であり、本当に正しいかを知りたいならば、ネイティブチェックを入れた方が良いです。


日本では、英語は基礎教育の一部で、日本人はある程度の英語能力を持っています。それは日本人と世界の人々とのコミュニケーションを支えるとても重要な基礎です。その基礎の上に、人間の翻訳者やネイティブチェックの重要性を認識して、英訳のレベルを向上させる努力を是非お願いしたいです。

                         (2020年10月5日)

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