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北海道が危ない!北海道に中国人が増えたワケ!中国人の北海道侵略&一帯一路構想の真相!

TwitterやYouTubeで政治系の情報を漁ると「中国が日本の領土を狙っている」として北海道・新潟などが中国人に侵略されている、され始めているという情報が散見される。

そこで前回、「侵略目的での土地買収は無い」とする下記note記事を公開したところ、多少の反響があり今回、なぜ北海道に中国人が増えたのかなぜ北海道が一帯一路構想に入ったのか、を書こう。

北海道に中国人が増えた理由

北海道に中国人が増えたのは、北海道が中国の一帯一路構想に入ったからでも、北海道の土地を侵略目的で狙っている訳でも無く、単純に北海道を舞台にした中国映画の影響なのだ。

その映画というのが、2008年12月18日に中国で公開された、フォン・シャオガン監督、グォ・ヨウ、スー・チー主演の『狙った恋の落とし方。』だ。

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ご覧の通り、中国映画史上No.1ヒット(歴代中国興行成績1位)を記録して、中国で「北海道ブーム」を巻き起こした映画である。

下記はこの映画で影響となった北海道ブームの研究資料であり、一部抜粋する。

2009年の中国の正月映画『非誠勿擾』(邦題『狙った恋の落とし方』)は、中国の映画史上最大のヒットを記録した。この映画の公開をきっかけに、2009年から映画の舞台になった日本の北海道道東地区を訪れる中国人観光客が急増する結果となった。映画『非誠勿擾』は中国国内では、2009年までの中国映画史上最高となる3億5千万元(約50億円)の興行収入を記録した。この映画は日本でもヒットした「レッドクリフ」を超え、2009年 の中国正月映画史上でナンバーワンの座に輝いた。この映画は幅広く多くの視聴者に影響を与え ることになった。またマスメディアは映画のヒットを大幅に取 り上げたため、ロケ地となった北海道は中国の視聴者にとって、一躍憧れの観光地になった。人民日報の記事は多くの中国人視聴者が、映画を見て美しい北海道の自然に感動し是非行ってみたいと語ったと報道している。『非誠勿擾』が上映されてから、日本への観光の問い合わせは増加し、もともと人気ではなかった北海道コースが人気になっていったという。そうした動きを受け、中国の旅行会社は一斉に映画ロケ地巡りツアーを検討し組み始めた。日本側も2009年4月20日から4月24日に北海道副知事、釧路市市長、網走市市長の3人が中国北京と上海を訪れ、北海道観光をPRした。
その一方で、2009年4月29日、日本の首相である麻生太郎(当時)、中国での北海道ブームを受け、北京市日本文化センターを訪れ、中国の漫画家や日本アニメ愛好家、そして映画『非誠勿擾』を撮ったフォン・シャオ ガン監督と交流し、感謝の言葉を述べた。会談後、麻生首相は「映画の影響力を改めて実感した」と述べた。その後、日本観光局の協力の下で、映画『非誠勿擾』のロケ地などを巡るツアーが企画され人気となった。中国の大手旅行業者である中国国旅は、ロケ地となった阿寒湖湖畔温泉街、網走市北浜駅、能取岬等を巡り、東京ショッピングツアーも組み込んだ5泊6日のツアーを企画した。このツアーでは北海道の雄大な自然や温泉などが高い評価を集めた。さらに個人観光ビザの緩和に伴って、ツアー客だけではなく、新婚旅行客も増加した。

この映画は2010年に続編が公開され、中国人による北海道人気は今もなお続いており、訪日ラボが2019年7月3日に記事を書いている。

2010年9月7日に起きた尖閣諸島中国漁船衝突事件の影響を感じさせないほど、中国人による北海道人気は確固たるものとなっていたのが分かるだろう。

これが北海道に中国人が増えた理由。侵略目的では無く、ただ映画の影響で北海道が憧れの土地になったというオチである。

映画の日本配給はニトリ

この映画の日本配給(日本公開は 2010年2月20日)は、ニトリ(正確にはニトリの子会社であるニトリパブリック)である。

ニトリと言えば、中国人富裕層に向けた別荘販売や別荘1000棟販売計画が、北海道が危ない!などの中国人侵略ネタで、鈴木直道北海道知事、菅義偉総理に絡めて親中企業や売国企業と言われている。

ニトリパブリックは、2010年7月初旬に17棟の別荘の完成引き渡しをしたが、1000棟販売計画は地域住民の反対や元北海道議員の小野寺まさるの反対で中止となった訳では無く、2010年9月7日の尖閣諸島中国漁船衝突事件で似鳥会長の指示で凍結となった。なお、別荘販売に関してニトリは地域住民に説明会を開き地域住民から理解を得ている。(ニトリパブリックに電話確認済み)

また、ニトリの生産拠点は中国には無く、中国はあくまでも資材調達(アウトソーシング)なので、ニトリの工場は中国に沢山あるというデマや印象操作を鵜呑みにしないように。

ニトリ会長は熱心な安倍晋三の支援者であり、安倍政権時代に麻生太郎を除いたコアメンバーに献金をするほどである。

中国人侵略デマの時系列

2008年12月18日:狙った恋の落とし方。中国公開。人気爆発。

2009年4月20日〜4月24日:北海道副知事、釧路市市長、網走市市長が中国北京と上海を訪れ、北海道観光をPR

2009年4月29日:麻生太郎総理が北京市日本文化センターを訪れ、中国の漫画家や日本アニメ愛好家、そして映画『非誠勿擾』を撮ったフォン・シャオ ガン監督と交流。その後、日本観光局の協力の下で、映画『非誠勿擾』のロケ地などを巡るツアーが企画され人気。中国の大手旅行業者である中国国旅は、ロケ地となった阿寒湖湖畔温泉街、網走市北浜駅、能取岬等を巡り、東京ショッピングツアーを組み込んだ5泊6日のツアーを企画。

2010年2月20日:狙った恋の落とし方。日本公開

2010年7月初旬:ニトリパブリック17棟の別荘の完成引き渡し(1000棟販売計画を企画)

2010年9月7日:尖閣諸島中国漁船衝突事件

事件の影響を考え、1000棟販売計画は似鳥会長の指示で凍結。

ご覧の通り、ニトリは映画の影響を狙って別荘販売をした事や北海道の土地(水源地なども)が外国資本に買収されるのは明らかにホテルやリゾート、別荘開発のビジネス目的だと言う事が分かるだろう。

北海道の一帯一路構想入りは誰が?

北海道の中国一帯一路構想など現北海道知事の鈴木直道を批判する声が多いが、北海道が一帯一路構想に入ったのも、北海道の農作物を中国向けに輸出・販売をしたのも前北海道知事の高橋はるみ。高橋はるみは熱心な親中である。

「北海道には中国から多くの観光客が訪問するなど、交流は着実に進展している。この交流の輪をさらに拡大したい」。高橋知事は10日、札幌市内で開いた李首相との会談でこう述べた。李首相は「北海道は日本で重要な農業拠点。科学技術や農業の分野で協力したい」と応じた。北海道は黒竜江省や遼寧省などを中心に中国との交流を続けている。高橋知事は李首相が遼寧省の幹部だった2006年、同省を訪れた際に北海道訪問を要望した。これが今回の李首相訪問が実現した一因となった。中国は高品質で安全な北海道の農産品の輸入にも前向きな姿勢を示した。李首相は11日の日中知事省長フォーラムで「北海道の農産品は(品質や安全面に)強みがあり、競争力もある」と評価した。高橋知事は李首相のトヨタ自動車北海道(苫小牧市)、テーマパーク「えこりん村」(恵庭市)の視察にも同行した。
5月18日から19日まで、程永華駐日大使が夫人の汪婉・参事官と共に岩手県と北海道を訪問し、達増拓也岩手県知事、高橋はるみ北海道知事と個別に会見するとともに、両県・道の経済・教育界、友好団体関係者と座談会を開いた。孫振勇札幌駐在総領事が関連行事に出席した。程大使は達増知事と高橋知事を個別に訪ねた際、中国と岩手県、北海道の各分野の交流と協力を一段と深めることなどについて意見交換した。そして両県・道が地元の民間友好団体の対中交流を積極的に支援すると同時に中国との友好都市交流などのルートを使って実務協力分野をたえず広げ、それぞれの経済発展を実現し、中日関係改善のプロセスを後押しするよう励ました。達増知事は2011年3月11日に発生した地震に対する中国からの支援に重ねて感謝の意を示し、震災後の復興の進み具合と雲南省、大連市などとの交流の状況と構想について説明した。高橋知事は友好提携締結から31年間に及ぶ黒竜江省との交流状況について説明し、次の段階では双方の自治体の共通認識に基づき、ロシア連邦サハリン州との3者間協力を連携して進め、経済の協調・連動した発展を実現したいと述べた。北海道訪問中、程大使は北海道日中友好協会の招きに応じて「『一帯一路』の見通しと中日経済・貿易協力の展望」と題する講演を行った。

高橋はるみが、李克強が遼寧省幹部時代の2006年から交流があったのは驚きだが、北海道が中国の一帯一路構想入りしたのは高橋はるみ道政下である事が分かる。

北海道の中国関連で何故か現北海道知事の鈴木直道を批判している声がTwitterやYouTubeには多いが、今の北海道における中国関連のツケは高橋はるみ道政下で決まったものである。

※高橋はるみはアイヌの有識者懇談会のメンバーであり、立法(令和元年に成立したアイヌ新法)も、多文化共生施設の建設(今のウポポイ)も訴えている。

扇動系のデマ・印象操作に注意

このように明らかに侵略では無いのに侵略があるように見せかけて北海道が危ない!日本が危ない!と扇動しているのは下記の人達である。

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「THE FACT」は幸福実現党(幸福の科学)の動画チャンネルなので注意して欲しいのだが、ご覧のようにカルト宗教が噛んでいる事が分かる。

ここは私の推察なのだが、中国ネタやアイヌ関連の批判は最終的に安倍晋三、菅義偉に行く。幸福実現党のスタンスは反安倍、反菅である。

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麻生太郎は総理時代にアイヌ政策に予算を付けていたり、上記のように北海道の中国観光客誘致に一役かっているのに、アイヌ関連や北海道中国ネタ関連の批判に麻生太郎の名前が出てこないのは何故だろう…と思っていたら。笑

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幸福実現党から同志と言われる小野寺まさるをチャンネル桜の北海道キャスターに据えて、デマや印象操作を発信しているのはチャンネル桜の水島総と幸福実現党(幸福の科学)の利害が一致しているのだろう。

デマや印象操作で日本、日本人、日本企業を貶めるのは国賊と言って良いだろう。

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