【黒田尚嗣コラム】会津の三十三観音巡り~巡礼を通して観た会津文化
執筆:日本遺産普及協会監事 黒田尚嗣
会津三十三観音めぐりと仏都会津の慧日寺2018年2月7日、会津若松市生涯学習総合センター「会津稽古堂」で開催された日本遺産「会津三十三観音めぐり」シンポジウムにおいて、私はこの会津三十三観音めぐりの魅力を「五感が満たされる大らかな信仰の旅」と所見を述べました。
会津三十三観音巡礼は、会津藩祖の名君保科正之が西国巡礼を模して、藩内で楽に巡礼ができるように定めたものですが、古来のおおらかな信仰の姿が今に残り、霊場に佇む石仏が私の五感を刺激