オタク文化がそのまま英語に?!「TSUNDERE」
「人間関係において最初は敵対的な態度を取り『ツンツン』していたが、徐々に好意的な態度を取り『デレデレ』すること。また外弁慶であること。」今や懐かしいオタク文化ですね。たくさんの漫画・アニメ作品にツンデレ要素を持つキャラクターが生まれ、今では一般用語になるまで成長しました。「ちょっと見ないうちに大きくなったなぁ。もう大学も卒業かぁ。」それくらい言ってあげたい言葉、それが「ツンデレ」だと思います。英語圏にはそんなキャラクターというか、そのようなTrope(フィクションにおいては「よく使用される設定」を指す)はいません。そのため元来ではツンデレを訳そうとすると
Someone who was cold and even hostile in the beginning, but shows love and affection as the relationship advances.
「最初は相手に冷たく敵対心までむけていたのに、関係が進むにつれ愛情表現をするような人。」
と、思いっきり説明文になってしまいます。なぜ日本でこのような言葉が生まれたのか?なぜ「べ、別にどうとも思ってないから!」と頬を赤らめながら言う女の子が流行るのか?もしかしたら感情をあまり表に出さない国民性からきているのかもしれません。溢れ出る「デレ」の部分を垣間見えるのがたまらないのでしょうか。日本アニメが世界的に流行った2010年代頃にはそのようなキャラクターのことを英語で「tsundrere」と呼ぶようになりました。2024年現在ではさらに理解が深まり、以下のような単語まで生まれています:
Tsundere - ツンデレ
Kuudere - クーデレ(外向きはクール、内向きはデレデレ)
Dandere - ダンデレ(外はダンマリ、内はデレデレ)
Yandere - ヤンデレ(外:病み、内:デレ)
基本的にデレていないと嫌なんでしょうね。書いていてだんだんめんどくさくなってきました。
くだらなくも見えるかもしれませんが、このような単語が流行し使われることによって、日本語への理解が広がっていきます。オタク文化、侮るべからず。
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