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大丈夫です

「今度の日曜日、桜を見に行くんだけど、佐藤さんも一緒に行かない?」
「日曜日?大丈夫で―す。」

さて、佐藤さんは花見に行きますか?行きませんか?

「日曜日?その日はあいてるから大丈夫、行きます!」と取るのは今や早計。
「日曜日?どうぞわたしにおかまいなく。行く気ないから。」かもしれません。
弁当の予約、乗り物の手配など、人数の把握が必要な場合「で、行くの?行かないの?」と重ねて聞いてしまいます。

 この「大丈夫でーす。」若い人が使うのかと思いきや、そうでもないらしい。一度使ったらくせになるのか、リピーターになってしまう人もいる。
そして満面の笑みで軽く言う、その心情は?
 
 断わる行為を軽く流して、相手への配慮としているのか、それとも断わる理由を言いたくないから、スルーする手段としての手管なのか、判断に迷うところです。ま、それ以前にYesかNoかはっきりしてほしいのが話し手側のまず考えるところではあるのですが。めんどくさ。

「食後にコーヒー頼むけど、由美ちゃん、どうする?」
「大丈夫でーす。」
「じゃあ、コーヒー2つ頼むね。」
「大丈夫でーす。」
なんか外国人と話しているみたい。

「へい、らっしゃい。今日は鰹の新鮮なのがはいってますよ。いかがですか。」
「大丈夫でーす。」
「へい、おまち。」
請求金額を見て目をむいても自業自得ということで。でもおいしかったんならそれもいいか。

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