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同時進行を可能にする根っこ

今日の授業は午後から、ドイツ校中高生対象にほんごクラブ、小学生姉妹の初級日本語授業、中学生の国語、小2の国語の4コマ。

にほんごクラブは前回の続きの「千と千尋の神隠し」を見るので、準備はいらないけど、その次はカフェレストランごっこ(「〇〇はありますか」の復習)しようかな、お医者さんごっこ(「〇〇が痛いです」「〇〇てください」)しようかなととつらつらと考える。

初級日本語も先週始めた、N5語彙チェックのうちの職業、場所の名詞にからめた「〇〇やさんは〇〇を売っています」「〇〇やさんで〇〇が買えます」の続きなので準備はいらないけど、先週「犬のおまわりさん」を歌ったので、今日は「パンやさんでお買い物」にしようかな。適切な動画を探さなきゃ。

中学国語は宿題支援なので、宿題のプリントか音読範囲の読解支援か、作文か、とりあえず音読範囲には目を通しておこう。

小2は「たんぽぽのちえ」の続きなので、宿題の読解プリントと漢字プリントを作成しないと。

そうそう、大学の日本語の中間テストもそろそろ作り始めないとならない。
大学のテストといえば、自分の大学(通信)のテスト期間ももうすぐなので、レポート科目の文献を探さないとならない・・・


私の頭の中は常にあれやこれや、多分よその人が見たら面白くないことで満ちている。
私が「今日面白いことがあった!」「面白いことを考えた!」という話をしたときの家族の反応を見ると、きっとそれは他の多くの人には面白くないんだろうなあと思う。

アウトプットしているその瞬間は、もちろんメインの考えがあるけど、そのときも周りの考えがなくなるわけじゃないし、小2国語から次の日本語授業のヒントを得たりもする。

私の頭はどちらかというと、枝葉をすごく広げた木のようなんだと思う。
根っこもすごく張り巡らせているから、こっちらも栄養(アイディア)をとって、あっちからも水分(知識?)をとって・・・としている。
こちらの枝には実がなっているし、そちらの枝はまだ若葉が出たばかり。
これからどんな風に育てていこうか、と楽しみという具合。
常に同時進行だ。

以前していた旅行の仕事も似ていた。
今来ている(日本からなら出発している)ツアーがあるし、来週来る(出る)ツアーの最終確認があるし、販売中のツアーのフォローがあるし、来期の売り出しの予約があるし、来年度の仕入れ先選定がある、という感じで、同じ「旅」という素材なんだけど、過程違いがあれこれある。
今はその素材が「日本語/国語」となったけど、私には似ているように感じる。

夫は銀行のIT関連の部署だったけど、法改正に伴い、システムのアップデートなどが必要で、そのプロジェクトが同時進行するのがとてもいやだと言っていた。
実際に作業をするのはアウトソーシングの人たちで、社員の夫はプロジェクトの管理が仕事。(だからホントはIT屋さんじゃない)
1つの仕事に集中したい、と嘆いていた。
(ただ、そのポジションは当たり前だけどお給料安いんだよね。
管理する社員だからいいお給料がもらえるわけで・・・)

おおよそ男性は一極集中、女性はあれこれ同時がそれぞれ得意なんだと思う。
狩りをするのに必要な集中力は、ベリーを摘みながら、子どもをあやしながら、鍋を火にかけながら、他の人とおしゃべりするのとは全く違うんだろうと思う。

おおまかな性差はあるけど、もちろん個人差があって、うちの長女は男子タイプ!
あれこれ同時進行は得意じゃない。
その代わり好きなことへの集中力はすごい!
長女や夫のタイプを木に例えると、杉とかの針葉樹で、きっととにかく上に上にだけ伸びていこうするタイプなんだろうなあw

小4教科書に載っている椎名誠の「プラタナスの木」というに、木は地上にあるのと同じだけの根を持つというのが出てくる。
高く高く伸びる木なら、ひょっとして深い根が、そして広く伸びる木なら、広い根が必要なのかもしれない。

いずれのタイプにしても、きちんと根っこができていないと、地上に枝葉を広げることはできないだろう。
子育ても、学習も、仕事も根っこの部分こそ大事にしていくといいと思う。



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