「サボる」の定義、語源など(というサボり)
大学の勉強とタイ語の勉強が進んでいない。
先週は長女の誕生日というイレギュラーがあって、ケーキを作ったり、祝ったり、レストランに行ったりしたし、週末はライブ授業で時間もなく、ここ数日は鼻かぜっぽいので、早めに休んだりしていた。
昨日は1日レポートを書いていたし。
しかし、毎日のように「やってない」というのは心のしこりになっている。
大学の勉強は多少まとまった時間が必要だけど、タイ語はたとえ5分でも音声を聞いてリピートすればいい。
(火曜日に車に乗る機会があったのでちょっとしたけど)
その5分をサボっている。
前は朝起きたらまずAnki(単語帳アプリ)とかしてたのに。
まあ、サボっているという自覚がある。
「忙しくて時間がない」のは、サボると言えるんだろうか。
やっぱり、やらないといけないという自覚はあるのにやらないことがサボるな感じがする。
怠けている、怠惰である、怠っている!
ああ、どれだけ自分を責めたら、また情熱が再燃するんだろう。
一度停止した車を動かすのは、また相応のエネルギーが必要だ。
止まったことは自分の意志でなく、止むを得ない事情もろもろであったとしても。
「怠」という字面は、心の上に「台」があるので、それが重し?と思った。
怠けているんだけど、それが心を潰そうしていて、反省の色が見える感じ?!
というのは、自分に甘い解釈でw、「台」というのは、「口」大地に、「ム」鋤を入れる入れる様子だそう。
土地を耕すこと、緩ませること。
そう、つまり「心のゆるみ」こそが「怠け」だと漢字は言っている!
私がドイツ語で初めて覚えた「サボる」は「Blau machen(to make blue)」だ。
「怠けている」という形容詞faulは知っていた(ナマケモノはFaultier)けど、「Ich bin faul/私、怠け者なの」よりもっと能動的な動詞を知らなかったのだ。
染め物屋さんが日曜日に染料につけたものを、月曜日は干して変色、定着させたらしい。
これがホントの「ブルーマンデー」。
周りから見たら、仕事しないで「サボってる」ように見える。
アレだね、油売ってるみたいな感じw
だから、「ヨシ、今日は青い染物しようぜ」っていうのが、サボるということになった、と。
面白い!
あと、スラング的なのにschwänzenという動詞がある。
これは学校をサボること限定。
Schwanzは「尾」のこと。(スラングではペニスのことw)
犬が尾を振り振りしながら、町を歩ように、学生たちもふらふらするってことのようだ。
「うろつく」みたいな感じかな。
そもそも日本語になっている「サボ」はフランス語のサボタージュだってのは聞いたことあったけど、サボタージュは実は「サボる」なんてかわいい意味じゃなくて、「破壊行動」という不穏当な言葉だ。
工場勤務者とかが、どこかを故意に壊して仕事をできなくすること。
自分でわざと怪我して、部活に行けなくなるみたいな感じ?!
かなりせっぱつまった感じがする。
それと比べると、油を売ったり、青に染めたり、しっぽを振ったりするのは、牧歌的な語源だと思った。
さて、十分にサボったので、今日こそタイ語と大学をがんばろう!
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