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外国語学習/日本語教育

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海外で継承語教育、ドイツ人に日本語教育をしていることから考える外国語学習についてあれこれ。
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#外国語学習

ドイツの学校の外国語教育~第二外国語の口頭試験(中学校レベル)

ドイツの小学校は4年生まで。 5年生から次の学校に行くのだけど、基幹学校(9年生まで)、実業学校(10年生まで)、ギムナジウム(12/13年生まで)に分かれている。 基幹学校はいわゆる中卒のようなもので、ニーズが減ってきているのでほぼ消滅し、実業学校と合併する形で「総合学校」というのが増えてきた。 ギムナジウムは大学に進学することを前提としていて、実業学校は卒業後、2~3年の職業訓練を行う生徒が多い。 この職業訓練はパン屋さんや自動車整備、看護師、幼稚園教諭など日本でいう専

コミュニケーション力(りょく)の育て方?

とっても共感するところの多いajekorea先生の記事より。 ダグラス・ラミス「イデオロギーとしての英会話」(1976年)を引用されて、コミュニケーションとは何かということを問題定義されています。 ダイジェストで書くと、アメリカ人であるラミス氏が金沢で「英語で話しかけれてもいいか」と聞かれ、了承するとお決まりのフレーズだけの質問を繰り返した、という出来事。 同氏は「彼はその答えに真実興味を持っていたわけでもなかった。(中略)彼が暗唱した文章は型にはまったお定まりで、(中略)

最近、世の中は「はやい>ただしい」が正しい。かっこよくいうと、拙速!

例えば計算。 428円のものを3個買ったらいくらか。 すぐに暗算できる人もいるだろうけど、時間がかかったり、「筆算しないと分からない」とか、「計算機使っていい?」っていう人も多いだろう。 でも、「しさん12だから、1200円より多い。1300円でお釣りが来る」という考え方でよければ、それなりに早く答えは出せる。 もちろんお店の人が、 「えーっと、1500円出されたらから、お釣りは大体200円ですね」 っていうのは困る。 だから、シチュエーションに応じて正確さも大切だ。 で