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外国語学習/日本語教育

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海外で継承語教育、ドイツ人に日本語教育をしていることから考える外国語学習についてあれこれ。
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#バイリンガル

バイリンガル児の「わたし語」

「わたし語」というのは、バイリンガル児に限らず、幼い子どもが言葉をうまく言えないことから、発音などをまちがえていたのが定着したり、誤って覚えていたり、自分で創作したりしたもの。 「となりのトトロ」のメイちゃんも「とうもころし」と言っていたが、こういうアナグラムも「わたし語」になるだろう。 長女はテレビを「テベリ」と言っていた。 ひらがな単位でなく、アルファベット単位でアナグラムされていて、TEREBIがTEBERIになっているのだ。 あとは、「パクリタ」。 パクリみたいだ

【今日のセミナー】トランスランゲージングとスキャフォールディングなど。カタカナがいやな件

今日のセミナーは継承語系で、テーマは「トランスランゲージング」でした。 トランスランゲージングとはなんぞや ごく簡単にいうと、要はバイリンガルの子とかがごくふつーにやってる言葉のまぜこぜ。 例えば、今朝の我が家の姉妹の会話。 妹「Gestern hatten wir ein 国語テスト」(昨日Kokugotesutoがあったんだ) 姉「Und? War es 難しかった?」(で? それはMuzukashikatta?) 私が教えていた補習校では、校内でドイツ語(外国語