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「みいちゃんの日本画お稽古」vol.17 礬水液(どうさえき)の作り方

礬水液(どうさえき)の作り方をご紹介しています。

和紙の滲みどめの役割をするだけでなく、銀箔を貼った上から引くと酸化防止の効果があったり、箔や雲母を定着させてくれたりなど、日本画制作の過程でよく使う溶液です。

礬水液を和紙に引く時はカラッと晴れた日が良いです。

湿気のある日は礬水が効きにくくなります。

配合は三千本膠5g : 生明礬 1.25g : 水250mlで薄手の和紙の場合は2倍程度に薄めてください。 下敷きは書道用などのフェルト素材が使いやすいです。

ご視聴はこちらから

https://youtu.be/CTf1GNrGxGs

関連動画

◯「みいちゃんの日本画お稽古」vol.12 日本画絵具のメディウム 膠の溶き方

水干絵具や岩絵具を紙や絹本に接着させるためには膠という天然のメディウムを使います。日本画絵具だけでなく、古くから膠は接着のための素材として利用されてきました。今回は三千本膠を使って、どのように溶いていくのか一例をご紹介しています。

ご視聴はこちらから

https://youtu.be/cCHVAaNEBvM

◯「みいちゃんの日本画お稽古」vol.16 揉み紙の技法を引用して抽象的な作品をつくる


とても楽しい揉み紙。 古典技法のシンプルながら合理性のある方法にはいつもながら脱帽です。

ひらひらと舞い散る桜吹雪に魅了される感覚を投影して作品を作りました。

古人は桜を見て歌を詠んだということですが、歌を詠むように作品に投影するのも楽しいものです。皆さんも季節から受け取ったインスピレーションをご自身の感覚で形に捉われずに絵具を和紙に入れてみてください。きっと楽しいですよ。

ご視聴はこちらから

https://youtu.be/Z5dy2bGH5RU


●「みいちゃんの日本画お稽古」 再生リスト

https://youtube.com/playlist?list=PLlqSNV-PzcdxngnlP6Yh74cvDz_nm3sMx

日本画の素材をツールとしていろいろな表現のお稽古をしていきます。

まずは手習いとして、線の描き方や絵具の作り方、お道具の紹介、技法などからスタート。

ゆくゆくは抽象的な表現技法などを通して、自分を再発見したり、表現する技術などを発信していけたらと思います。

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