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日本ニューノーズルが大事にしていること

はじめに


皆さん、こんにちは。
日本ニューノーズル代表の望月と申します。

前回は、私たちの会社と事業内容について紹介させていただきました。
もう読んでいただけましたでしょうか??

日本ニューノーズルは、主にプラスチックなどの素材を加工する射出成形機の部品の製造を行っている会社です。①部品を生産・販売する製造事業、②サービスパーツを生産・販売するサービス事業、③現在進行中の新規事業の3本柱で事業を進めています。

今回のテーマは、私たちが実践している「フィロソフィー経営」という経営方法について。
フィロソフィー経営を導入した背景や導入してどう変わったのかなどをご紹介いたします。

あらためて、弊社の経営理念は以下です。

Vision:世界のフロントランナーになる
Mission:世の中を便利にすることによって社会に貢献する
Value:基本と良心

フィロソフィー経営とは、経営理念を「徹底し継続させ浸透させる経営」です。

※以降は私(望月)と聞き手のインタビュー形式となります。

フィロソフィー経営に至った背景


− フィロソフィー経営の前はどんな会社だったんですか?
 
お客さまの要求をどうやって実現するか?ばかり考えていた会社でした。どうやって納期を早くするか、品質を良くするか、他社より安くつくるか?ばかりで、なぜそれをするのか?を考えていませんでした。そのため、弊社の存在意義がわからなくなってしまい、フィロソフィー経営を導入しました。弊社の存在意義を考え、見つけることによって、自分たちがどのように世の中に貢献しているのかが見えてきました。弊社の存在意義=経営理念のミッションは、「世の中を便利にすることによって社会に貢献する」ことです。

− フィロソフィー経営を行おうとしたきっかけがあったんですか?

もともと理念経営はしていましたが、漠然とした理念でした。10年前に将来をイメージしてみたら、「自分がわからないものを人には伝えられない」と感じ、まずはそれを明文化しようと思いました。明文化すると言っても、ただ掲げるということではなくて、自分がわかっていることを他人に説明するということです。

− みなさんが感覚的に持っていた部分を言葉にして、共通言語にしていったんですね。

しかも、「めちゃくちゃわかりやすく」です。よくよく読んでみたらわかる、とかではなく、めちゃくちゃわかりやすく!1番大事なのはただ掲げたり書いたりすることではなくて、浸透させることですから。

− 浸透させるためにはわかりやすい方がいいですよね。
    導入した10年前は、どんなタイミングだったんですか?

当時は人もスペースも機械も手一杯でした。そこで将来性を考えて、本社を移転しようという話になったんです。移転後の現在、敷地面積は移転前の2倍になりました。その時をきっかけに、理念経営を徹底し、浸透させようと思いました。

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フィロソフィー経営を導入して感じたこと


− フィロソフィー経営を導入して「よかった点・予想外だった点」はありましたか?

私たち会社が「世の中に貢献しているか」が1番大事な目的なので、その点において最もよかったのは、お客さまを喜ばせることに繋がっていることです。お客さまに喜んでもらえたときは、理念に従ったから喜んでもらえたんだと思っていますし、喜んでもらえなかったときは、理念に従っていたかを考えるようになりました。

2番目に良かった点は、立ち止まったときに原点(理念)に返ることができるようになったことです。理念である「基本と良心」に沿っているか、沿っていないかがすぐわかり、今やっていることが正しいか、正しくないかがすぐわかるようになりました。

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− 判断に迷ったとき、どんな言葉に立ち返っていますか?

大きいこと小さいことに限らず、何かに立ち止まったときは「基本と良心」という一目瞭然の物差しに返ります。「基本」とは教科書や型のことで、基本を知らないのに型破りや独自性が作用することはまずあり得ないと思うんです。でも現実の世界では教科書通りじゃないことの方が多い。そんなときは「自分の良心に従ってください」というとてもシンプルな物差しです。

社員の皆さんとの約束ごと


− 社内はどんな風土なんですか?

誤解を恐れずいうと、バカ真面目だと思います(笑)。
ただ私は真面目な風土がすごく好きです。真面目な人にテクニックを教えるのと、テクニックがある人に後から真面目になってもらうのでは、後者の方が非常に難しいことなんですよね。真面目で几帳面でコツコツ頑張る人にテクニックを教えるのは簡単なんですよ。仕事はチームで行うので、チームに対して悪い影響を与えないことが前提となります。テクニックを習得するにも早い遅いなどの個人差はありますが、ノーベル賞を目指すわけでもありませんから、後からテクニックを習得することは簡単なことなんです。

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− テクニックは後からついてくるものなんですね。

生まれたときからテクニックを持っている人はいませんが、真面目さは小さいころから持っているものだと思っています。

− 社員間での約束ごとやルールは具体的にはどんなものがありますか?
 
弊社独自の約束は経営理念だけで、あとはSDGsを中心とした世界共通の目標くらいです。誰ひとり取り残さないで、持続可能な社会(及び会社)になることを約束しています。

− あって良かったルール、改善が必要なルールはありますか?

あって良かったルールは、世界共通の目標であるSDGs。そもそもなぜこの
ルールが必要なのか?根拠を説明する必要がありません。なぜなら世界中の皆が幸せになるため同じように考え決めたルールだから。
 
改善が必要なものは、全てのルールになるんじゃないかと思います。ルールは常にアップデートするものです。決めて終わりなら、そのルールはすぐ陳腐化してしまいます。最近、ハラスメントについてのルールをアップデートしました。おおよそ2年かけてNGワードやNGアクションを決め、ホワイト
ボードに貼ったり、説明したりして浸透を心がけています。重要なことは、改善を重ねていくこと。掲げるだけ、作るだけ、書くだけの会社にはなりたくないと思っています。

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− ルールを変更したら、社内の雰囲気・風土は変わって来ましたか?

変わってきた側面もありますし、まだまだ努力が必要な面もあります。どちらにせよ大切なのは取り組むきっかけを作り、真面目に徹底し継続することが大事だと思っています。私も世界の1人なので、SDGsを真摯に受け取って取り組まなければいけないと思っています。

一つ事例を挙げるとすれば、弊社にはコピー機がありません。目標を掲げたなら具体的にできることを実践していくことが重要だと思ったからです。こういう具体的な行動に移していくところがバカ真面目なところでもあるなぁと思います(笑)。ちなみにコピー機をなくして5年くらい経ちますが、
困ったことは特にありません。

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− アクションとして組織に実装しているんですね!素晴らしいです。理念を浸透させるために心がけていることはありますか?

2つあります。1つは、全社説明会。具体的に私が全社員に対して説明し、理解を促し、浸透に向けたスタートの場でもあります。
 
2つ目は、幹部に対する月に1回のレクチャー。これまで延べ170回以上はレクチャーしています。予習・レクチャー・復習・課題・フィードバックとかなり深いところまで取り組んでいます。内容は、「原理原則、習慣、思考」などです。最近はコヴィー博士の『7つの習慣』を扱いました。この本の1番の特徴は、「成功するためにどんな習慣を身につけたらいいか」だけでなく、「成功し続けるにはどうしたらいいのか」まで含めている、という点です。啓発本って成功している人はあまり読まないじゃないですか。だけどこれは成功している人も何回も読む本なんです。原理原則をわかりやすくシンプルにレクチャーしています。

− 170回以上も!!それこそ習慣化ですよね。

アウトプットこそ最高のインプットなので、私が1番勉強になっています。知っているだけではなくて、使えるようにならないと。

− 社長自身が大切にしている約束ごと・ルールはありますか?
 
理念やSDGs、基本・型、和魂洋才、挑戦、アントレプレナーシップ、スチュワードシップ、、。あと、上場企業にとっての株主は、中小企業にとっては金融機関です。SDGsについては、「世界共通の目標は自分とは遠い」と思ってほしくないので、1人でも多くの従業員に理解してもらえるようレクチャーをしています。そのおかげか、弊社の従業員は理解していると感じています。いろいろな約束・ルールがありますが、一番大切なのは徹底し継続すること。それが浸透し社内の風土になると思います。

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最後に、「オトナインターンシップ」に参加中です!


現在、静岡新聞社が主催の「オトナインターンシップ」に参加しています。

中途採用がメインとなりますが、弊社に興味を持っていただいている方、応募を検討している方、まずは職場見学をしてみたい方はお気軽にご応募いただけますと幸いです!

<オトナインターンシップとは?>
「仕事が、つまらなくてたまるか。」
オトナインターンシップとは、新しい自分を見つけるシゴト体験。

お給料は、
イヤなことを我慢したからもらえる。

とするなら、私たちの周りで、イキイキと活躍する
大人たちの説明がつかない。

いつ見ても精力的に動く
あの人たちは一体、どうなっているんだろう。

仕事を楽しむための考え方、体験。
ヒントをつかむならオトナインターンシップへ。

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※特設サイトより抜粋

<インターンシップのお題>
①会社説明
まずは、私たちの会社の説明をさせていただきます。自社の成り立ち、歴史や置かれている立場をご理解いただくことが目的です。

②社内見学
その後、私たちの社内を一通り見学していただきます。オフィスだけではなく、製造現場も見学いただきたいと思っています。

③実際の体験
見学していただいた後は、私たちの製造現場にて磨きの作業を体験してもらいたいと思っています。実際に体験していただくことでより作業のイメージを掴んでいただきます。

<参加資格>
以下の条件に満たしている方であればどなたでも参加可能です。
「インターンシップを経験して応募を検討してみたい」「転職に向けた準備の一環として参加してみたい」など、気軽な気持ちでご参加ください!

・高卒以上(おおむね45歳までと想定しております)
・資格経験:問いません
・仕事に対し、私たちとともに真面目に取り組める方
・入社後にお任せする仕事内容:NC旋盤、マシニングセンター、研削機の
 オペレーター、精密機械部品の磨き、仕上げ作業など

<申込〜参加までの流れ>

・サイト内の応募フォームから「日本ニューノーズル」にチェックいただき、フォーム送信をお願いいたします。

・その後、社内で検討の上、インターシップに参加いただく方へ個別でご連絡をさせていただきます(開催日程はご本人と個別に調整させていただきます。※平日or土曜日を希望など、各自ご都合があると思いますので)

【インターンシップ情報】
開催日/2022年9月中は随時開催受付中、10月上旬は日程調整中
会場/〒420-0804 静岡県静岡市葵区竜南2-6-12
電話/054-207-9290
内容/・会社説明(日本ニューノーズル全体像の説明・業界の説明)
   ・社内見学(普段は関係者以外入ることのできない製造現場を案内)
   ・ワークショップ「ミガキ加工に挑戦」
           (実際に金属部品をピカピカに磨き上げる体験)

■インターンシップ開催について
第一回:9月7日(水)に開催いたしました!
第二回:10月上旬で現在調整中(3時間程度の開催予定です)
※9月中のインターンシップを希望の方は、まずは希望日をご相談ください。 
※応募多数の場合は人数を絞っての開催となる可能性があります

■インターンシップ応募締め切り:2022年9月30日

インターンシップの応募はこちらから

インターンシップの詳しい説明記事はこちらから

以上となります。

これからも皆様に少しでも身近に感じていただけるよう、広報活動をがん
ばっていこうと思っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


■会社HP
http://nihon-new-nozzle.co.jp/


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