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新しい体験、そしてあなたの未来を作る

こんにちは!日本茶バリスタの倉橋です。
コーヒーから日本茶の淹れ手「日本茶バリスタ」として活動しています。

2022年3月25日東京錦糸町に日本茶ミルクティー専門店「And Tei」をオープンしました。

And Teiをはじめて一年が経ち新店舗を立ち上げました。
それがプラントミルクコーヒー専門店「mute(ムテ)」を2023年7月にオープンしました。

日本茶ミルクティーやプラントミルクコーヒーには、今までにない新しい体験を伝えたいと思い作りました。

どちらにも言えることは、誰も知らないことだから新しいと言えます。
カフェだったらもっとわかりやすくトレンドを追ったり、定番なメニューでみんなが見るだけでもわかるコトやモノをやるのがセオリーです。

今回はなぜ自分が枠の中から外れても、新しいことにチャレンジし続けるのかをmuteのことを含めてお伝えします。


新店舗「mute(ムテ)」のオープン

muteは東京錦糸町駅から歩いて10分離れたところにあります。大通りから一本入った道なのでなかなか見つかりにくい場所です。新しい体験を丁寧に伝えるためには目的を持って来店してもらうことが必要なので駅から離れた場所にお店を作りました。
店内は40年ほど前に作られたアンティーク調の喫茶店の雰囲気をそのまま残しています。現代の新しさにはない、時代の変化を超えて残した古き良き時代を感じていただけます。
お店に向かうまでのワクワクとした気持ち、静かな道の前から扉をくぐれば時間を忘れ、日常から抜ける空白の時間を作り心から穏やかに過ごすお茶時間を楽しめます


プラントミルクコーヒーの特徴と利点

カフェラテとも違い、カフェオレとも違う。プラントミルクとコーヒーを掛け合わせミルクティーのように香りを楽しむミルクコーヒーです。
プラントミルクは様々な種類がありますがmuteでは「オーツミルク(oatside)」を使用しています。オーツミルク(oatside)は牛乳よりもすっきりとしていながらもミルキーな口当たり、そして牛乳が苦手な方でも飲みやすいミルクです。
何より浅煎りのコーヒー豆と相性が良く香りを引き立ててくれます。
浅煎りは酸味が強いものが多いですがオーツミルクで和らげ、フルーティーな香りを感じやすくさせてくれます。
コーヒーの苦味や酸味が苦手な方でもコーヒーの香りを楽しめて、まろやかですっきりとした口当たりだからこそ飲みやすく様々な方が楽しんで頂けるコーヒーとなっています。
(他にも利点はありますがコーヒーとのmuteで提供する関係の中の一部です)

And Tei でも使用してるオーツミルク(oatsi)

独自な視点とアイデア

『コーヒーが苦手、だけどカフェラテは好き』
カフェに携わる仕事をして10年以上経ちます。移りゆくトレンドの波の中を過ごし、様々なブームを経験しました。カフェに他する価値観や定番もどんどん変わっていく中で変わらないことがあります。
その一つに「コーヒーが苦手、だけどカフェラテは好き」
この言葉をカフェをやっていると度々耳にします。
そしてコーヒーブームの一つ「サードウェーブ」で浅煎りコーヒーが流行りました。浅煎りコーヒーのフルーティーで華やかな香りに驚いた方も多かったでしょう。ぼくもそれではまった一人です。その時も浅煎りは流行ったものの「酸味」という味わいに慣れてない人が多く存在し、「酸味のないコーヒーください」と言われてしまうお店の方も多かったのではないでしょうか。

『好きな人にではなく、嫌いだったから好きになる人に届ける』

コーヒーに対して苦手意識を持っている方は多くいらっしゃいます。
ただ本当にコーヒーが苦手なんでしょうか。
僕も苦手だと思っていたのに実はその時に出会った楽しみ方が自分に合っていなかっただけでした。
例えば、刺身の匂いが苦手だと思っていたら新鮮な刺身を食べると臭みなく楽しめ他ことで好きになりました。
コーヒーは苦味が強いコーヒーを飲んで、「コーヒーは苦くて苦手」。
苦いコーヒーが好きなのに酸味が強いコーヒーを飲んでしまい「酸味が苦手」となってしまいます。

muteではそんなコーヒーの苦手を無くして、苦味も酸味も香りで楽しめるコーヒーにすることでコーヒーが苦手な方でも楽しめるミルクティーのように香るミルクコーヒーを提案しました。


初めてを体験することで新しい定番が生まれる

コーヒーが苦手な方にこそ寄り添って、コーヒーの楽しみ方を提案することが大事なんじゃないかと考えます。好きな人は楽しみ方を自分で見つけることができます。しかし、嫌いな人はそれ以上チャレンジしないのでずっと嫌いなままです。
ただ、おいしいや好きかもしれないという体験は自身の知らなかったおいしさに気づくきっかけとなります。
自分の好きなものを見つけたときに、それが自分の定番となり新しい楽しみ方が生まれていきます。


トレンド追求との比較

カフェは常に時代の中で動いています。
内装やインテリア、食器や食べ物まで。常に時代のトレンドの中で変わっていきます。ただ、トレンドの流れでコトを進めてしまうとその時限りで終わってしまいます。どんなに良いものでもです。とは言ってもトレンドというのはその時に知ってもらいフックにもなるので大事な要素にはなります。
トレンドが悪いわけではなく、本当に伝えたいことを伝えずにトレンドだけを追ってはいけないということです。伝えたいことを置き去りにして、流行っているスイーツがあるからやる。流行っている雰囲気だからそのデザインにする。
muteにはひとつひとつ伝えたいコトはそれぞれ理由があって、デザインからレシピ作りまで行っています。
お菓子もそのひとつ。プラントベースで作った焼き菓子「プラントベイク」
ヴィーガンでもベジタリアンでも関係なく楽しめるお菓子。
ただヴィーガンスイーツを作るわけではありません。
コーヒーの香りと優しい味わいのプラントミルクに合わせて楽しめるように、食感や味わいのバランスを考えてコーヒーとお菓子でひとつの時間を楽しみ、みんなで共有して楽しめるシーンを想像しながら作っています。
おいしいお菓子をただ作るのではなく、ミルクコーヒーと楽しむ皆さんの姿を映し出しそのお茶時間が思い出に残ってもらえることを願って作っています。

枠にとらわれず新しいことへの挑戦

倉橋の人間性からでしょうか。
ぼくの頭の中には常に「常識にとらわれず、新しいことを生み出しみんなに共有し楽しんでもらいたい。」があります。
流行っているものから定番なものまで常に興味を持って触れて体験をしています。
それも自分を含め、皆さんがどういうものに興味を持っているかも知りたいからです。自分では当たり前なこと、経験してるから知っていることもどんどん常識にとらわれる原因となっています。
自分では気づかないようなことを様々な角度で見えるように日々訓練をし情報を持つことを心がけています。
オーツミルクと浅煎りコーヒーも人によっては合わないと考える方もいます。
(ぼくはコーヒー屋さんで結構な確率で言われます。)
ただぼくはそう思わなかった。
コーヒーの抽出をオーツミルクに合わせていないのと、牛乳で作ったカフェラテと同じように作りたいと考えているのでないかと仮定しました。
そこでぼくはコーヒーの香り特化した抽出方法を作り、オーツミルクも味わい楽しめるような両者が共存しつつもお互いの個性で相乗効果を生み出すようにミルクコーヒーを作りました。
常識的に考えてやらないような抽出理論でやっているからこそ生まれたプラントミルクコーヒーを皆さんに体験してもらいたいです。

muteの考え方

「何もしないをする時間」
現代社会は常に複雑な時間軸の中私たちは生活しています。
仕事や人間関係、今後の人生や地球環境など様々な状況の変化や情報過多など今考える事でいっぱいの状況の人も多く存在します。
ですが、一度立ち止まって「何もしないことをする」のはいかがでしょうか。
複雑な時間軸を一度断ち切って、手を止めて、何もしない時間を作ることで
本当に考えるべきこと、必要なこと、今すべきこと、思考に空白の時間を作ることで見えてくることが多くあります。

手を止めて、思考も止めて、ゆっくりとミルクコーヒーとプラントベイクと共に安らぎのひと時をお過ごしください。

「muteの由来」
Mute(ミュート)とは、「消音する」「無言にする」という意味を持ちます。
一旦思考無(mu)にしてお茶をする時間(te)を楽しみます。
その際思考は空白の時間を作り、そのリフレッシュした状態から
気づかなかった自分、そして新しい視点が見えてくることでしょう。

muteプラントミルクコーヒー専門店が目指すもの

muteはプラントベースのカフェでありながら、ヴィーガンの方に限定されるわけではありません。むしろ、ヴィーガンやベジタリアン関係なく、誰もが楽しめるお茶時間を提供することを目指しています。
ぼくもヴィーガンの友人と一緒に食事に行ったことがあります。その際、ヴィーガンのお店に連れて行ってもらいましたが、正直なところ、味が合わず少しガッカリした経験があります。何となく味気なく、いつも食べているケーキと比べてしまったり、ドリンクも素材のヴィーガン対応が主眼であり、味のクオリティーはヴィーガンの方向けに偏っていたように思ました。
そして友人はヴィーガンに対応していない食事は食べられず、一緒に行っても限られた選択枠しか頼めない。本来の楽しさを共有できないことがとても残念に思っていました。
そこで、muteでは異なるアプローチを取りました。
私たちは、ヴィーガンの方々に対応するだけでなく、どんな方でも共通の楽しさを共有できるお茶の時間を提供したいと考えています。つまり、素材の制約や食事スタイルに関係なく、誰もが心地よく過ごせる場所を目指しているのです。
muteのメニューは、ヴィーガンの方々にも満足していただける一方で、他の方々も楽しめる味わいを追求しています。私たちは、おいしい味わいとヴィーガンの要件を両立させることに真剣に取り組んでいます。ヴィーガンの友人と一緒に訪れても、お互いに充実した食事体験を共有できることを目指しているのです。

新しいことに挑戦する。そして新しい未来を作る。

muteもAnd Teiも他にはない魅力的な価値を提供しています。私たちは、人々の概念を変えることで、まったく新しい体験を提供したいと心から願っています。そして、その体験を通じて、誰もが新たな自己を見つけてくれることを望んでいます。この思いは、私たち自身が確かな自信を持って体験したことから生まれてきました。

常に変化を求め、新しい未来を切り開くために挑戦し続けています。それは、同じことを繰り返すことが思考の停滞を招き、新たなチャレンジの必要性を見逃す恐れがあるからです。普通のカフェやコーヒーショップを営むだけでは、周りと同じ行動を続け、トレンドに追従することに終始してしまい、特別な存在感を失ってしまうかもしれません。

しかし、私たちはmuteを通じて、他ではターゲットにしない層にもアプローチし、心躍る体験を提供したいと考えています。それは、たとえば「コーヒーが苦手な人にも楽しんでほしい」という想いから生まれたものです。私たちは、そんな方々にも満足していただけるメニューやサービスを提供することを目指しています。
muteを通じて人々の人生に変化をもたらすきっかけを作り出すことです。あなたが一緒に過ごすお茶の時間が、人生の中で特別な瞬間となり、新しい自己を発見するきっかけになることを願っています。そして、その体験があなたの未来にも変化をもたらすことを信じています。

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