最近の記事

為替介入

一ドル160円まで円安が急伸しドル円ロングの投機ポジションが積みあがったところで、薄商いの日時を狙って介入 → 介入後のFOMCでは、QT(量的引き締め)の縮小発表、米長期金利の上昇にブレーキ →ドル買戻しの動きに対して再度介入を行い、上昇トレンド形成を封じ込め → 円安ピーク時より5%弱の円高誘導に成功(5/5時点) 一連の流れを追ってみると、単独介入としては「出来過ぎている」というのが所感。日米間でどのような「握り」が裏であったかわからないし、運がよかっただけなの

    • 2024年4月振り返り

      この4月は、 ・あわや第五次中東戦争 ・あわや南海トラフ大地震 ・あわや通貨危機 など肝を冷やすニュースが多かった。今年の年始も酷かったが、この4月も同レベルかそれ以上にひどかったように思う。そして、上記のいずれも5月以降再発/継続する可能性は十分ある。 めったには起こらず、万が一起こったら甚大な影響を及ぼす出来事を「ブラックスワン」というが、ブラックスワンになりうる火種がいくつもあり、一昔であればブラックスワンと言っていたような災害なども、もはやブラックスワンですらない

      • 日影規制

        新築のボリューム検討を行う際に、建蔽率/容積率や道路斜線等とは異なり、日影規制を暗算ではチェックするのが難しい。日影倍率や太陽方位角が手元にあれば、四則演算と三角関数を用いて、ごく簡易なチェックはできるようになりつつあるが、精度は体感で50~60%程度が限界のように思う。CADを買えばよいのだが、予算オーバーなので、しばらくは暗算・手計算でしのぐしかない。 日影規制に関して、北海道は、他の都府県よりも、①冬至の日の影が長いので、フロア数を減らしても効果が小さいことが多い、②

        • ニセコで春スキー

          日帰りで、春スキーをしにニセコ(ひらふ)へ。 最近、ニセコは、全国区のテレビでもとりあげられることが多い。 曰く、 ・とにかく物価が高い(日本の他の地域の何倍もする)。ちょっとした丼でも5,000円や10,000円になる。 ・スーパーには何万もするウニがあり、コンビニにはシャンパンが並んでいる。 ・外国人だらけ。外国のようだ。 ・高級ペンションの建設ラッシュ。 といった、まるで異世界であるかのような報道が多いように思う。 が、実際に行ってみた感想としては、 ・たしかに物

        為替介入

          中東情勢その他

          イランによるイスラエル攻撃。今のところは、イランによる「あけすけなパフォーマンス」に過ぎないように見えるが、イスラエルが真に受けたら、あるいは政府・軍部の中枢以外の一部が暴走しだしたら、その後の出方次第では本当に第三次世界大戦になりかねないように思う。核保有国同士(厳密には片方は「まもなく」保有国だが)の直接対決という、印パ以外ではおそらく人類初の事象になるかもしれない。 中東での緊張が続いたらコストプッシュ型のインフレ第二(三?)派の到来は確定する。というより、インフレだか

          中東情勢その他

          読書メモ「社長の選択」

          「そりゃそうだよな」「自社には関係ないだろうな」という内容が2/3以上だったが、全く知らない内容もいくつかあり学びがあった。 特に、 ・社用車は、「リース」と「割賦購入」のどちらが良いか ・決算書は、「総額表示」と「純額表示」のどちらが良いか は、予想と逆だった。

          読書メモ「社長の選択」

          物件見学会

          ■オーナーズビジョン株式会社様が主宰された、札幌市内の収益物件見学会に参加させていただいた。ハイウォール工法による高層RC物件。 共用部や内装のこだわり、断熱性能、天井高、収納への配慮、照明・採光の工夫、敷地内における建物の配置、間取りのとりかた、最先端の室内外設備など、学ぶことが非常に多かった。良かった点を挙げればきりがないのだが、その根本にあるのは、コンセプト・ターゲットを明確に定め(ただし狭く定義しすぎない)、それが揺らぐことなく設計・施工に反映されていることであること

          物件見学会

          24年公示地価への所見

          ■2024年1月時点の公示地価が発表された。全国平均では地価の上昇が加速している。マスコミはこの現象をあたかも「バブル」かのようにセンセーショナルに報道し、その原因として「タワマン」「インバウンド」「リゾート開発」「半導体誘致」を取りあげている。これらのうち一部についてはその通りだと思うが、生データを観測すると、これら報道とは違う動態が見えてくるように思える。 ※以下、地価に関するすべてのデータのソースは、下記ページを参照している。 <全国> ■全国では住宅地2.0%の上

          24年公示地価への所見

          マイナス金利解除発表など

          ■先週、2016年より続いていた日銀のマイナス金利政策の解除、およびYCC撤廃が発表された。植田総裁等により、昨年より情報の「小出し」が繰り返されていたためか、マーケットへの大きなインパクトはなかったようだ。株・為替・REITの動きをみていると、むしろ、「緩和状態が今後も継続される」という受け取り方が優勢でリスクオンに傾いているようである。今回の決定だけでは、実質金利マイナス幅の本格的な縮小には至らないということだろう。 0.1%という小幅な利上げ幅であり、短プラなどへの影

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