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喧嘩をせず実家を片づける

「なんとか、今年中に片づけたいから手伝って欲しい」

ようやく、母からのヘルプ要請が来たので、実家を片づけ中です。

子の方から無理に片づけをさせようとすると、拗れてしまいます。

子の言い分

「これはもう捨てようよ」
「なんでこれがあるの?」
「出しっぱなしにしないで」


親の言い分

「これはまだ使える」
「誰々さんからいただいたから」
「ここに置いておいたほうが使いやすいの!」


片づけのプロとして活動してても、クライアントさんと実母は違いますから、ついつい口調が強くなります。

普通の方がすれば、喧嘩必至。

「もう、勝手に片づけないで!!!」

と、親が激怒して終わり(チーン)です。


こちらから無理矢理片づけようと働きかけてもいいことはないので、ずーーーーっと、向こうから要請が来るまで待っていました。


そして、ようやく着手したわけですが、やっぱりクライアントさんと同じようには行きません。


優先順位を決めための問いかけも、前向きな変化につながるまでの道のりが長い!


「捨てる」は禁句
「分ける」を徹底


分けて、分けて、生活に必要なもの、大切にしたいものに絞り込んで行きます。

それ以外のものも捨てられないので、とりあえず密封して、生活の邪魔にならないところへ。

客観的に見たら、もう2度と開かないその箱とっておいてどうするの?と思うかもしれませんが、「捨ててない」ということが、母にとって心の健康を損なわないのに大切なんですよね。心の健康も大切なことです。

そして、「分ける」を一緒にしているので、将来母亡き後の片づけで困ることはありません。



日々の生活が安全に清潔に保たれること。
母の「やりたいことができる」環境をつくること。

ゴールをしっかりと明確にして、片づけの途中でも何度も思い出して確認します。


あーもう、わからない!
これ、どうしたらいいの?

手が止まって、話し込む場面もありました。

結果的に、相当なモノを動かして、最小限の「捨てる」で、部屋を整えました。


これだけ慎重に片づけを進めても、母にとってはまあまあストレスフルな日々だったようです。


それは申し訳ない。


やっぱり実家の片付けは難しいです。


でも、今年中に最低限ここまでしたい、と思ったゴールは達成できたので、また来年、母のエンジンがかかったら続きをしていきたいなーと思います。


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