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サマソニ星野源感想垂れ流しレポ

8月19日土曜日、SUMMER SONIC東京に行った。最高の、最高の夏の思い出になった。
備忘録も兼ねて色々と記録していこうと思う。
なお、源さんの発言など、完全に自分の記憶だけに頼っているので、正確ではないです。雰囲気だけ感じ取っていただければ。


サマソニに行くまでの話

自分と夏フェスのこと

遡ること2年前の2021年夏、私はROCK IN JAPANに行く予定だった。私の好きなYOASOBIと、姉の好きな[Alexandros]が出演するという情報を目にし、姉と二人でその二組が出演する日のチケットを取り、当日を心から楽しみにしていた。

そんな時「中止」のアナウンスがあった。中止理由は、茨城県医師会からの突然の中止要請があったから。医師会からの文章、ロッキン事務局の声明を読んで、こんなに理不尽に潰されてしまうことがあるのかと悔しく、やりきれなくなった。

ちなみに話は逸れるが、来年のロッキンひたちなか開催をNHKにリークされたことに対する抗議文を読んでも思ったけれど、ロッキン事務局(というかプロデューサーの渋谷さん)はいつも、感情任せにするのではなくとても冷静に怒っていて、そこが素敵だなと思う。

それはさておき、コロナ禍で心の支えのように楽しみにしていたロッキンが中止となり、その後フェスには結局行けていなかった。

そして、2023年。一つの大きな情報が飛び込んできた。

「サマソニ東京1日目のBEACH STAGEを星野源がキュレーション、そして出演」

なんだそれ。星野源が夏フェスに?しかも1ステージ丸ごと星野源が作るの?
しかも、出演者を見たら[Alexandros]もいるし、YOASOBIもいた。

よし、行くしかない。

そうして私は姉と二人でサマソニに参戦することとなった。


自分と星野源のライブのこと

まあ源さんのライブとなれば行きたい、行こうと思うのは当然であり、その気持ちでサマソニのチケットも取ったわけだが、私にとってこのサマソニは、2回目の源さんのライブなのだ。好きになったのは2018年なのに。

初めて源さんのライブに行ったのは2019年2月28日、DOME TOUR POP VIRUSの東京ドーム公演2日目。これは私にとって人生初ライブでもあった。あの日のことは一生忘れられない。ライブ会場で、「あぁ、今人生で一番楽しいな」と思ったのを鮮明に覚えている。あの奇跡のような公演を見られたのは本当に運が良かった。

しかし、そこから私は源さんのライブにことごとく行けなかった。

2019年のワールドツアーは、横浜公演の日が学校の定期テスト真っ只中で、行くことを許されなかった。

中止されてしまった2020年のAssemblyも、横浜公演がやはり定期テストの真っ只中だったため、チケットを取れなかった。

2023年のReassemblyは受験期真っ只中だったためやはり行けなかった。ビクターロック祭りも受験の結果がまだ分からなかったのでチケットを取れなかった。

というわけで、配信ライブを除くと、私はずっと源さんのライブに行けていなかった。お分かりのように、テストと源さんのライブは相性が最悪だったのだ。それにいつもキレていた話は置いておいて、とにかくこのサマソニは、私が本当に久しぶりに行ける源さんのライブだったのだ。

ここからはサマソニ当日のこと。


Gen Hoshinoのステージの話

サウンドチェック

バンドメンバーが順番に出てきて、お馴染みの人がたくさんで嬉しい。ドラムの伊吹さんは初めましてだった。
で、それぞれがサウンドチェックを始める。櫻田さんが「不思議」の最初のあの和音を弾いてて興奮した。
そしてバンドメンバー全員で「Down Town」!歌は入っていなかったにしても、この曲が披露されるのはものすごく久しぶりな気がして、聴けて超嬉しかった。思わず手拍子した。

あと個人的に印象に残っているのが、このサウンドチェックの時間、皆すごく静かだったということ。私は比較的前の方にいたので、必然的に周りも、源さんのステージをすごく楽しみにしている人が多かったと思うのだが、それにしてもあの静かさはすごかった。皆、源さんのステージを息を潜めて待っていた。

サウンドチェック中だったか後だったかが曖昧なのだが、MCの前島花音アナが出てきて、後ろがとても狭くなっているので、余裕がある人は少しだけ前に詰めてくださいとのアナウンス。やっぱり星野源さすがだなと思った。


開始〜 1. 地獄でなぜ悪い

サウンドチェックが終わって暗転すると歓声が。赤い照明と楽器隊が鳴らす音で、地獄だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜となった(急な荒ぶり)。そして星野源登場。
……長袖!!!!星野源、赤の長袖のシャツ着て出てきた!!!!!!!!
ラジオの放送後のお写真など、「マジの猛暑の日でも長袖着がち」でお馴染みの(?)源さんだが、BEACH STAGEの他の出演者とのお写真とか、全部、半袖だったから、ああ今日は、半袖なんだな、良かったな、って、思うじゃないですかぁ(急な荒ぶり2)。着替えるだろうなとは思ったけれど、まさか長袖とは。源さんあなたが一番熱中症心配ですよ、と思った。でも赤のシャツとても素敵だった。

地獄でなぜ悪い、ライブだととても盛り上がる曲だから一曲目で聴けてテンションが爆上がりした。ライブが始まったら泣く気もしていたのだが、そんなことはなく、とってもニコニコしていた。この時はまだこの後にとんでもない爆弾がたくさん用意されているとはつゆ知らず。

この曲は、私にとってお守りのような曲だなと思う。よく聴くというわけではないけれど、この曲(特に歌詞)が存在している、という事実が私を勇気づけてくれているというか。ここぞというときに聴く大事な曲。源さんが病室から戻ってきてくれたことが何よりも全てだなと思う。


2. SUN

「夏だから!昼は過ぎちゃったけど、この曲を!」と言って始まったSUN。何度聴いても色褪せない超名曲。腰が動き、自然と手を叩く。

みんながサビで手をあげるのを見て、「自由に踊ってください!」「これじゃなくてバラバラの動きが見たい!」と言う源さん。

これをフェスで言うの、本当に凄くないですか?
ちゃんと諦めずに、自分の見たい景色を作ろうとするの、さすがですとしか言いようがなかった。

サビのAhの大合唱、みんなの声が大きすぎてスピーカーの源さんの声がかき消されていた。それくらい大きな声だった。声出しってやっぱり人間の奥底の部分を解放するために必要だな、と思う。


3. ドラえもん

イントロが流れ、照明が青くなった瞬間、だいぶ叫んだ気がする。ドラえもん歌ってくれるなんて!!!
またもみんなで「どどどどどどどど」を一緒に歌って最高だった。個人的にはドームツアーを思い出して懐かしくなった。

今回は笑点バージョンではなかったが、間奏の「ぼくドラえもん」オマージュのところで、「そーれがどうしーた」と歌っていた。良。にやけた。


4. 不思議

MCを挟んで不思議。歌う前に「歌えるかな」とボソッと言ったのを皆は聞き逃さず、頑張れー!と声援を送っていたのがライブぽくて良いなと思った。
不思議、生で聴けるの初めてだったので嬉しかった。

照明がすごく良かった。歌い初めは源さんと櫻田さんにスポットライトが当たっていて、ドラムが入るところでドラマーの伊吹さんにもスポットが当たり、「そっと笑った」の後の音が増えるところで全体に広がる光。上から下に真っ直ぐのびる光の筋たち。最高としか形容できなかった。

今回は原曲に近いアレンジだった。Moogの音好き。

って、今これ書いてる途中に、源さんのインスタの投稿を見て、言葉を失っているのですが。

過呼吸…本当に…?
ステージは見えたけどそれほど近くなかったし、歌からも全く感じられなかったので、完全にうろたえている。

不思議の前に「歌えるかな」って言ったのも、それより前のMCで「ちょっと休憩させて〜」と言っていたのも、全部全部やばかったからなのですか。そうですよね。

そりゃああんなに暑い中一日ずっと外にいたのだから(控えているところに空調があったかは分からないが)、絶対に体はダメージを受けていたはずだし、、でも過呼吸になるなんて、、、

源さんが働きすぎなことは、ここ最近の怒涛の情報解禁で容易に察するけれど、休んでください、お願いなので。

まあちょっとこれはサマソニレポなので、これくらいにしておくけれど、でもステージ上で倒れなくて良かった…です…


5. くだらないの中に

不思議が終わって暗転した時、スタッフさんが源さんにギターを運んでくるのが見えたので、ギター?!?!?!?!?!ってパニックになった。弾き語りがある、という可能性を微塵も考えていなかったのだろうなその時。おもむろにくだらないの中に弾き始めて、ウワ〜〜〜〜ッってなった。私の密かな人生の目標として、「ライブで生でくだらないの中にを聴く」が一つあったので。叶ってしまった。

ギターで静かに歌うのに完全に惹き込まれているところに、2サビ後にバンドイン。最高が畳み掛けてくる。ギターだけもいいし、バンドアレンジもいいんだよなと思っていたら、どちらも聴けてしまったという。

「僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ」と、ラスサビの地声で歌い上げるところ、本当にグッときた。これを聴けたということを一生胸に抱えて生きていくんだろうなと、何となく。


Sam Gendel登場〜6. Pop Virus

「ちょっと、たまたま近くに来ていた友達がいたので、呼びたいと思います」と言って呼んだのは、なんとSam Gendel。

え?

色々な感情が混ざって超大声で叫んだ。

まず、呼ぶ人が日本人じゃない。たまたまて。たまたまなわけあるか!

そして、私がSam Gendelを知ったのは何がきっかけか?そう、LIGHTHOUSEのオープニング曲「Mad Hope」でフィーチャリングしているのがLouis ColeとSam Gendelだったからだ。

これはもしかしてもしかする展開があるかも…と逡巡しつつ、とりあえず目の前のステージに集中する。

Samと初めに披露するのはPop Virus。Bメロ終わり、サビに入る前にSamのサックスソロ。かっこよすぎて鼻血出るかと思った。原曲とは違い、サビ前に何か(主にラップだが)が入ると、おげんさん第3弾でPUNPEEさんが「ここでサビが来ると思った人も」と歌っていたのを思い出す、というのは完全な余談。

曲のラストはやはりシンガロング。武嶋さんとSamのサックスも炸裂していて最高に気持ちの良い瞬間だった。


7. Ain't Nobody Know

照明が優勝しすぎていて困惑すらしたこの曲。源さんのライブはいつもとても照明が素敵だが、この曲の照明はその中でもトップクラスに心に残った。照明がどれだけ素敵だったかを文字で説明するのは野暮なので省略するが、とにかくあれはすごかったなと、1週間経っても思い出す。

Ain't Nobody Knowがライブで披露される際にはいつも最後に長岡さんのギターソロがあるが、今回はそれに加えてSam Gendelのサックスソロもあった。なんだ最高か。しかも、ソロのときの照明がさらに最高。演奏者を際立たせる照明にまた感動した。あと単純に、この曲と海はとても合っていて良かった。


8. Mad Hope

Ain't Nobody Knowが終わってMCが入る。Samが登場したときに3曲一緒にやると予告していたため、Samとは次の曲で最後だということは分かっている。そしてMCで話し始めたのは、LIGHTHOUSEのこと。源さんが「もうすぐNetflixで〜」と言い始めた瞬間、絶叫。これは…!!!!まさかまさかのサマソニでのMad Hope初披露。「ちょっとだけやります」「多分、ここでしか聴けないバージョンです」と言って演奏し始める。

うわぁ、LIGHTHOUSEの予告で、聴いたやつ…(当たり前)。基本的に歌は予告にもある(本編でも流れている)サビのところだけで、あとSamのサックスなどの部分が足されていたと記憶している。

新曲初披露に立ち会えるなんて夢にも思っていなかった。最高だった。


9. Week End

源さんがSamとハグをして、Samがはけたあと、改めて源さんが「Sam最高でしたね」と満面の笑みで言う。やっぱり源さんはSamのことが大好きなんだなと感じられてほっこりした。

そして次の曲へ。「今日週末ですよね。一緒に踊りませんか」という言葉からWeek Endへ。もちろん私は絶叫。まさかWeek End聴けるなんて思ってないじゃないですかぁ。

イントロ(?最初の歌パートが終わって楽器だけになったところ)で、「言い忘れてたけど、これが最後の曲です〜!!」と言う源さん。みんなで「えー!!!!」って叫んだ。楽しかった。

Week Endでは一番踊り狂ったし、最後のシンガロングは一番歌った。これで最後の曲、悔いは残さないようにと。


フィナーレ

Week Endが終わり、バンドメンバーがはけ、ステージが終わるのかと思いきや、源さんは全く退場しない。

あれ?

しかも、スタッフさんが楽器をセットし直している。

……?!

転換中、源さんが生命体の宣伝をしたりしていたが笑、私は心ここにあらず。

そして、「今からフィナーレをやります」と。本当はJacob Collierのステージが終わった後にやる予定だったけれど、Jacobが160チャンネル使ってしまっていて源さんの声を入れるところがない、というすごい理由から、急遽このタイミングでやることになったそう。

フィナーレ?なに?と頭が追いついていない中、源さんがステージに呼び入れたのは、Jacob Collier、UMI、Camilo、Sam Gendel。さらに混乱した。なになになに。そして「この4人と新曲をやります」と源さん。やめてくれ。サマソニで2曲も新曲聴けるなんてそんなこと思うわけないじゃないですか!!心の準備!!!!

Jacob、UMI、Camiloと一緒に作ったMemoriesという新曲が、特別にSamも交えて演奏された。作詞作曲は源さんだが、源さんのソロパートはなく、基本コーラスを入れていく形だった。頭がパンクしていたのと疲労とで正直あまり曲を覚えていないのだが、すごく心地いい曲だな、と思った記憶がある。素敵だった。

歌い終わり、4人とハグをして彼らを見送った後、ステージに残った源さん。いやー最高でしたね、この後のJacobも最高なのでぜひ見ていってくださいね、と言って去っていった。
「星野源でした、ありがとうございました」と言ってお辞儀していたような気もするが、ここに関しては自分の頭が勝手に補完している可能性が否めないのでうやむやにさせていただく。

ちなみに終わった後私は頭がパンクしすぎてキレていた。姉には呆れられた。


サマソニの他の話

源さんのステージの他には主に[Alexandros]、DJ豊豊、YOASOBIのステージを見た。前述したとおり姉は[Alexandros]のファンで、このサマソニが初めてのドロスのライブだったためとても興奮していて、側から見ていて面白かった。洋平さんが細すぎてびっくりしたし、ワタリドリでみんなで歌ったのも楽しかった。

松重さんのDJデビューは本当にかっこよかった。始めるのに少し苦戦するというハプニングはありながらも、始まったら一気にフロアを沸かせていた。そして何よりも、松重さんがすごく楽しそうにプレイしているのがとても印象的だった。

源さんのステージの後、Jacobを見たい気持ちはあったが、YOASOBIがいるからチケットを買ったようなところもあったので、YOASOBIのステージへ。大きなMOUNTAIN STAGEの後ろまでオーディエンスが埋まっていた。そして演奏が始まるとそりゃあもう楽しい。「夜に駆ける」から始まってブチ上がり、「祝福」や「怪物」ではコールしたり、「三原色」ではタオルをぶん回したり。「たぶん」でのスマホ銀河も最高だった。「群青」で声が枯れるほど歌い、ラストの「アイドル」でも思いっきりコールした。YOASOBIのライブは照明が最高だと思っているのだが、レーザーを多用したバチバチの照明演出がやはり冴えていて興奮した。

他にも見たいアーティストはいたけれど、主に時間的な理由から断念。だがフェス飯を堪能したりスタンプラリーを回ったりと、とても充実した時間を過ごせた。


おわりに

4年半ぶりの源さんのライブ、人生初夏フェスとなったサマソニだが、熱中症になることもなく、目一杯楽しむことができた。何よりも源さんに会えたことが本当に嬉しかった。源さんのステージ中、気温は涼しくなっているのにすごく暑くて、人がいっぱいいるからかな〜と思っていたのだが、後で姉に聞くと「別にそんなに暑くなかったよ」と言われた。暑かったのは主に私の体の熱気が原因だったようで笑ってしまった。それくらい興奮していたし、たくさんのサプライズも嬉しかった。

また会えたら、そのときも笑顔で会いたい!


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