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2023年4月5日 非鉄相場改定情報

本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。

電気銅   1200円/kg   (-50円) 4/5

電気亜鉛  448円/kg   (±0円) 4/3

N社ダライ粉  856円/kg (-30円) 4/5


海外市況(4/5)

外国為替レートUSD/JPN TTS  133.62円/ドル

LME銅、現物 8930ドル/t  -36ドル/t

       先物 8773.5ドル/t  -209.5ドル/t

銅在庫  66100トン 2250トン前日比

NY銅、先物     398.35セント/t  -7.6セント

LME銅建値計算トン   123.5万円(現物)

NY銅相場建値計算トン121.3万円(先物)


<為替>

ドル弱含み、2月JOLT求人件数減少で米利上げ観測後退 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円00銭から131円52銭まで下落し、131円71銭で引けた。

米2月JOLT求人件数が予想外に1000万件を割り込み、21年5月来で最低となったほか、米2月製造業受注も予想を下回り追加利上げ観測が後退。

景気後退懸念も強まり金利が低下しドル売りに拍車がかかった。


<株式>

米国株式市場は下落、景気後退懸念が強まる ダウ平均は198.77ドル安の33,402.38ドル、ナスダックは63.12ポイント安の12,126.33で取引を終了した。

新四半期入りに伴う新規の買いが支え、寄り付き後は全般もみ合い。

しかし、その後に発表された2月JOLTS求人件数が予想を下回り2021年5月以来で最低となったため、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退する一方で景気後退懸念が強まり、売りに拍車がかかった。

また、JPモルガン銀行(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が株主宛て年次書簡で金融危機が進行中で影響が長期化する可能性を警告し、銀行セクターが下落したことも相場を押し下げた。

終盤にかけても戻りは鈍く、下落で終了。

セクター別では公益事業や電気通信サービスが上昇した一方で、資本財や銀行が下落した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時20を上回ったが、再び18台に低下した。


<米原油先物>

強含みで80.71ドル、減産による需給ひっ迫を警戒 NY原油先物5月限は強含み。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.29ドルの80.71ドルで通常取引を終了した。

時間外取引を含めた取引レンジは79.61ドル-81.81ドル。

OPECプラスによる追加減産による需給ひっ迫が引き続き警戒されており、米国市場の前半にかけて81.81ドルまで買われた。

株安を意識して79.61ドルまで下げたが、押し目買い興味が残されており、通常取引終了後の時間外取引で80.97ドルまで戻している。


<NY金先物>

続伸で2038.20ドル、一時2043.40ドルまで一段高 NY金先物6月限は続伸。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比+37.80ドルの2038.20ドルで通常取引終了。

時間外取引を含めた取引レンジは1994.00ドル-2043.40ドル。

アジア市場で1994.00ドルまで売られたが、ドル高は一服し、米長期金利が低下したことを受けて米国市場の後半にかけて2043.40ドルまで一段高となった。

その後、2035.90ドルまで値を下げたが、押し目買い興味は残されており、通常取引終了後の時間外取引では主に2040ドルを挟んだ水準で推移。


<所感>

こんなにも大きく下落する局面になるとは思いませんでした。

朝からトランプ前大統領の罪状認否について、大変だなぁ~と思っていましたが、JOLTS求人件数の影響で景気後退懸念が加速してしまいました。

求人労働異動調査とは、米国の労働省が毎月発表する主要産業区分別の労働需要動向を示した経済指標です。

米労働省が発表した2月JOLT求人件数は993.1万件と、2021年以降初めて1000万件を下回り21年5月来で最低となりました。

また、1人の失業者に対し、1.67件の職があることになり前月の1.86件から減少し、2021年11月来で最低となります。

ただ、パンデミック前は1.2件でした。

これによりFRBの利上げについて継続するかどうかに注目が集まっています。

本日の改定は、米国の景気後退懸念によるものと判断します。

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