2023年8月25日 非鉄金属相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1270円/kg (+10円) 8/25
電気亜鉛 388円/kg (-30円) 8/17
N社ダライ粉 874円/kg (+6円) 8/25
海外市況(8/24)
外国為替レートUSD/JPN TTS 145.86円/ドル
LME銅、現物 8358.5ドル/t -19ドル/t
先物 8394ドル/t -41.5ドル/t
銅在庫 96625 +1200前日比
NY銅、先物 376.75セント/t -3.6セント
LME銅建値計算トン 126.1現物
NY銅相場建値計算トン125.1先物
<為替>
米追加利上げ観測根強くドル反発 。
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円96銭まで上昇後、145円44銭まで反落し、145円83銭で引けた。
米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し、労働市場の強さが再確認されたため金利上昇に伴うドル買いが強まった。
その後、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が利上げ終了の可能性を示唆したため金利低下に伴い一時ドル買いが後退。
しかし、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げが必要となる可能性に言及すると再びドル買いが強まった。
<株式>
NYダウは373ドル安、パウエルFRB議長の講演を警戒(24日) ダウ平均は373.56ドル安の34,099.42ドル、ナスダックは257.06ポイント安の13,463.97で取引を終了した。
好決算を発表した半導体メーカー、エヌビディア(NVDA)株の上昇が相場をけん引し、寄り付き後は上昇。
ただ、その後同社株価が伸び悩んだほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少するなど労働市場の強さが再確認されると長期金利が上昇し、下落に転じた。
さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁が追加利上げの可能性に言及すると下げが加速。
終盤にかけてはジャクソンホール会合でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を警戒した売りも強まり、下げ幅を拡大した。
セクター別では保険が小幅高となった一方、小売りやテクノロジー・ハード機器が大きく下落。
<米原油先物>
伸び悩みで79.05ドル、ドル高や株安を意識 NY原油先物10月限は伸び悩み。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.16ドルの79.05ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは77.59ドル-79.28ドル。
ロンドン市場で79.28ドルまで買われた後、米国市場の序盤にかけて77.59ドルまで下げたが、その後79.25ドルまで戻した。
ただ、ドル高や株安を嫌気した売りが入ったことで伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に79ドルを挟んだ水準で推移した。
<NY金先物>
伸び悩みで1947.10ドル、ドル高を意識した売りが入る NY金先物12月限は小幅高。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-1.00ドルの1947.10ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1939.20ドル-1951.30ドル。
米国市場の序盤にかけて1939.20ドルまで下げた後、一時1951.30ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが入ったことで伸び悩んだ。
通常取引終了後の時間外取引では主に1945ドルを挟んだ水準で推移した。
<所感>
為替は現在1ドル146円台、パウエルFRB議長の講演が25日に控える中、ドルが上昇しています。
株式は大幅反落して終えた、こちらも講演を控え様子見姿勢ですが、パウエル議長の発言次第では売りが優勢となるかもしれません。
LME電気銅先物相場は、中国の需要見通し改善に支えられ8450ドルまで回復しておりましたが、大幅反落してしまいました。
これは、8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が2ヵ月ぶりの低水準であったことから米経済の減速と投機的な利確によるものとだと思います。
本日の改定は、前回にくらべ中国の需要改善に対する銅価反発により100ドルほど上昇しており、それを反映したものと判断いたします。
また、8/29が最終改定となりますので、様子見せず本日改定に至ったことも考えられます。
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