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キャリコンの学科授業受講を終えての雑感①日本必死なんだな

キャリアコンサルタント養成講座基礎理論のオンライン授業視聴20回分を
7/26から毎日休まず続け、今日最終回を終えた。

2025年3月、受験組です。
実技の授業は秋。

最終回の課題。学んでみて、何が印象に残ったか。
自分の中での変化はあるか、どんな自分が見えているか。
という個人ワークが最終課題であったので
通学でない私はその場で書いて発表することもなく
紙が白いまま受講修了。

思うことはあるので、ここでとりとめもなく書いてみよう。

「キャリア」に関するめちゃくちゃ希望に満ちた思いと、
同時に
バカ正直に、口悪く言えば
「現代の日本の切迫感、貧しさ、自己責任の国になったんだな。多様性と言いつつ、働いて納税する以外の生き方を政府は一切望んでないな」という
ちょっと醒めた感想を両方持った。

物事には必ず裏表がある。

身もフタもない毒舌な言い方をしてしまうと

終身雇用が「崩壊」した。企業はもはや18や22歳で雇った右も左もわからない若者をイチから育てる余力も、一生家族まで養える給料で守り定年まで雇用、給与を保証する力もない。AIなど技術革新も進んで、人間が給料をもらえる仕事は減るよ、簡単単純な、勉強しなくてもできる仕事はなくなるよ。

⇒ 小学校からしっかり「働く」って何か教え、「大人になったら必ず働いて(納税する)ものである」と刷り込み教育をせよ。
⇒企業はもう一生なんか保証できないから、転職いっぱいしていいから、
いやむしろ、ガンガン異動して転職して、1人ができることを増やしてよ。
国民少なくなるんだから、マルチに色々1人ができないとさ。
高度な勉強しっかりしてね。どこで何してもやってける知識、技能、適応力を自己責任でしっかり身につけてね。
⇒高齢者も障害者も子供がいる女性も全員働いてね、弱者を守ってやる余裕はもう日本にはないよ。70万人以上いるニート遊ばせておけないよ、働こうって気にさせてね。働いてよじゃないよ、働けるようにルールや技術は整えるからさ、働きたいでしょ?ゴロゴロしてても気持ちキラキラしないでしょ?

ってコトですな(ほんとに内心のクチ悪いので、言葉を選ぶ対人の仕事はもしかして向いてないかもしれないという客観的な危機意識はある)


教材には、国家資格ですし、国の方針を遵守する人間を生むためのものなので、事実は事実として厳しく書いてはあるけど、
基本的には、「働くことで自己実現をする、自分の人生、会社や他人任せにせず、自分で輝かせよう」「自分の人生だもの自分で責任もとう」という
前向きな力強い明るいメッセージですし
基本的には私はこれに強く共感するから受け入れられるんですけども
(ガッチガチの自己責任論者)

昔は確かに豊かだったので
大黒柱1人働けば、年齢×1万円は物価が今よりうんと安かった時代でも普通でしたし、体が弱く内気な女性はまともな男に嫁げば一生安泰だったし
勉強が嫌いで苦手な男子も腕力体力さえ自信あれば問題なく稼げた。

でも、当然どんなことにも表裏はあり
昔は途中でその会社がイヤになったり違う仕事してみたいなと思っても
転職、なんてものは「投げ出す」「我慢が足りない」人間のすることで
非常にネガティブなものだった。
心を無にして窓際で座っていれば年齢に応じて昇進し、リストラなんてものもなかったのだもの。それでも辞めるようなひと、はよそいってもダメ、は
昔はある意味、ほんとに悪く言われたものだったし再就職非常に困難だった。

女性にしても、働くか専業主婦かを選べたのではなく、働くなんてはしたない、妻を働かせる夫は嗤われる、子供を預けて働くなんて眉を顰められる時代だった。
私はこの感覚の親と当初の伴侶により、キャリアすかすか50代女性なのだ。

ちょうどいい時代なんてものはないだろうし、ユートピアには落とし穴もセットなので、何も問題のない時代、なんてのはむしろ病的。

何かを変えたいと思うとき、
自分か他人か環境かのどれかしかいじれない。

時代、国、社会は雪崩レベルに抗えない速さと個人では動かせない重量がある。
働く、生きるにおいて
他人は会社、家族
家族は話し合えるし、会社もなかの人1人1人とは様々な交渉が可能でも
日本の今の企業、というくくりでは、「社会」と同じで
経営者にもどうにもできない潮流ってのがある。
後進のために社会を変える運動は別に否定しませんが、やってるうちに自分は老いてしまう。

そしたらもう、自分の人生をよくするために変えられるいっちばん手っ取り早く、確実なのは「自分自身」だけです。
自己責任論者っていうよりは、人生動ける健康年齢はさして長くないので
「社会がかわるの待ってるのはあまりにタイパが悪いし、自分で活動家になって国を変えるとかはコスパが悪い」ので自分がさっさと動く、だけです。









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