第1話の写真の余談。

私が風景写真を撮影する度にあの人に送る約束をしたのは

私の写真を見てあの人が感動してくれたから。
あの人は毎日が辛いと言ってたけど、私の写真を見てるときは一瞬辛いのが楽になるからって言ってたから。

『見蕩れる』そう言ってくれたから。

一瞬でもいい。楽に生きて欲しかった。

好きな人には笑っててもらいたい。

あの人の辛いのが楽になる写真を撮りたい。

ホストの世界は汚いところ沢山ある。
私には解らないくらい汚ない世界を見ることもあるだろう。

そんなの見てたら辛いよね。

だから、私は世界は美しいんだって事をあの人に言いたかった。
視野を変えればこんなにも世界は美しい。
ってのを凄く伝えたかった。


連絡がつかなくなった今も誰が見ても美しい、綺麗と言える写真は今でも撮り続けている。
私自身が元々写真大好き人間で趣味だからね。

最高の一枚がとれる度にまた写真を送ろうか凄く迷う。

でも、スルーされるのが怖い。
スルーされる事によってまた自分自身が病んでしまうことが凄く怖い。

本当にやっとの思いで立ち直ったばかりなの。やっと元気になれたの。

だから毎回送れずにいる。

でも今は自分を守るためにも写真を送らない。それが正しいのかもしれない。


求人後の話しはまた後で未来の私に残そうと思います。

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