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もし「今」ゲーム実況をやり始めたらどういう戦略をとるかを考えてみる

どうも、ニグです。

最近行動経済学を学ぶようになりまして。プロスペクト理論やフレーミング効果、ヒューリスティックなど様々な事柄を知って非常に楽しいです。これを知る前と知った後では、世の中に行動経済学があふれていることを実感できます。

今回は、「YouTubeの戦略」です。


YouTube転生をしてみる

このnoteを読んでくださっている方はお分かりかと思いますが、私は普段YouTubeでゲーム実況をしています。(6/4時点で登録者16万人)

まあかれこれ6年くらい実況をしているのですが、最近になりやっとYouTubeでの戦略を言葉として書けるようになりました。

今回はその戦略の備忘録として、もし「今」YouTubeでゲーム実況を0からやるとしたら?という名目の元書いていきます。

所謂「YouTube転生」ですね。造語ですが。

伸び悩んでいたり目標を見失っているゲーム実況者の助けになれば幸いです。

設定はノウハウがある状態で、コネなし、ニグのチャンネルなし、0からのスタートです。目標としては「視聴者様に愛されるチャンネルにする」としましょうか。

ノウハウがある時点でなろう系小説ですね。異世界スマホを彷彿とさせます。

では、始めていきましょうか。

※尚、このnoteはあくまで自分の経験をもとに書いています。
効果には個人差があるのでご理解のほどをよろしくお願いします。


ステージ1.土台を整える

普通ならもっと簡単に人気を獲得できるかもしれませんが、ここはシミュレーションです。せっかくなので理詰め100%でいきます。

まず必要なのが市場分析と知識の蓄えです。

ここでの目標は、
「自分らしさの育成」
「他実況者の技術を盗む」です。

なぜなら、土台が固まっていないと自分らしさの幅が狭くなりますし、視聴者様が求めているニーズが把握しにくくなるからです。イメージとしてはピラミッドを思い浮かべてください。

ちなみに、YouTubeをやり続けるために障害となる不安要素第一位は「モチベーションの低下」と思っています。時がたつにつれモチベーションは低下し、いなくなる人が多いです。

実際、自分が始めたころに参考にさせていただいていた人たちの半分くらいはいなくなっています。

確かに、炎上目的で人気を得るのもいいですが、たいてい自分が何をしたかったのかを見失い、折れてしまう人が多い印象です。長く楽しみたいなら、焦らず土台を整えていきましょう。

市場分析は自分が実況したいゲーム(他ジャンルならばそのジャンルの動画)の動画を見まくります。「ゲーム名 やりたいジャンル」とかで検索をかけ、片っ端から見ていきます。

例えば今人気のフォートナイトの実況をしたいならば、「フォートナイト ゆっくり実況」や「フォートナイト 茶番」とかで検索をかけます。

そして次に、知識の蓄えです。目標の一つにもありますが、他実況者がどのように実況しているのか(グループなのかソロ実況か、使っているフォント、カット編集の頻度、使っているエフェクト、縁取りの数、サムネイルのポイント、時間ごとの動画の構成)などをひたすら分析していきます。

盗める技術はひたすらメモに取っていきましょう(この人は赤と黄色のグラデーションを使う、白文字に薄いシャドーはシンプルで見やすい等)。後で役に立ちます。

そうしてある程度分析が出来たら、自分らしさの育成をし始めます。正直自分らしさって何?と思われる方が大半だと思いますが、まあ「ストレスなく編集とか実況ができる」と思っていただければいいです。

様々な動画を見て、「自分ならこういう実況がしてみたい」「こういうのは苦手」という方向性が見えてくるはずです。そうしたらその自分らしさの核みたいなものを使って、試しに動画投稿をしてみましょう。

まあおそらく伸びません。ここで伸びたら奇跡というかエリートです。誇ってください。

この挫折というか失敗を味わったら次のステージに進みます。


ステージ2.とにかく試行と改善

記念すべき最初の動画。一夜にして人気になったらどうしようと思っていましたが、結果は惨敗。残念です。現実はとんとん拍子に進みません。まあこれシミュレーションですが。

ここからは試行と改善を進めていきます。先ほどの動画に対して、

・なぜ伸びなかったのか
・なにがダメだったのか
・他の実況者ならどうしていたか

を重点的に考え、直していきます。

正直、理詰めで行くとしたらこの作業の繰り返しです。

ここでの目標は、
「自分らしさの範囲を広げる」
「視聴者様のニーズを知る」です。

「自分らしさの範囲を広げる」というのは、自分らしさがどこまで発揮できるかを知り、そのレパートリーを増やすということです。ステージ1で整えた土台の上で、ここから先にいくと土台から外れちゃう...というのを理解するイメージです。

個人の感想ですが、土台から外れたような動画は伸びない傾向があります。心の底からそのジャンルがやりたい!という覚悟があればいいですが、初めからそのような博打に出るとモチベーション低下を招きます。

モチベーションをとにかく下げないことを念頭に活動していきましょう。

「視聴者様のニーズを知る」というのは、自分のチャンネルや自分がやりたいジャンルで視聴者様がどのような実況を求めているのかを分析することです。

ここで大事なのが「ニーズをとにかく細分化すること」です。単語レベルが理想です。

そこまで細分化できれば、次のステージ3がとても楽になります。

もちろん、ステージ1を疎かにしてはいけません。しっかりと知識を蓄え、分析していきましょう。

正直ここはあまり書くことがありません。

基本的に試行と改善です。いい仮説があったらすぐ動画にし、ダメだったら分析して改善していきましょう。

ここではとにかく試行と改善のスピードが重要です。

1カ月に1本投稿する人と1週間に3本投稿する人では得ることのできる経験値が違います。とにかくスピーディーに。そして丁寧に動画を作りましょう。


ステージ3.すり合わせ

さあやってまいりましたステージ3。

ここまでザ・理詰めみたいな感じだったので読んでいてむずがゆい思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。

けどこのステージで最後です。ラストスパートです。

ステージ1で分析を、ステージ2で試行と改善を行ってきました。ここまでくればかなりの量の分析結果と視聴者様のニーズがあると思います。

今回はそのデータを「すり合わせ」ます。

今回の目標は「自分らしさと視聴者様のニーズをすり寄せていく」ことです。

ステージ2でニーズを単語レベルに細分化すると書きましたが、ここで役に立ちます。

まず、自分がやりたい実況の企画を練ります。ここでは特にニーズについて考えなくてもいいです。自分がやりたいものをとにかく上げていきましょう。

次に、実況の企画を視聴者様のニーズにすり合わせます。
配分は個人の裁量で決めていいです。50:50でも、99:1でも構いません。

ここでは有名なパレートの法則を用い、「企画80:ニーズ20」くらいにします。

これでおしまいです。あとは納得のいく自信作を投稿するだけです。

今までの経験を全て使い、YouTubeという戦場に赴きましょう。


最後に

いかかでしたか。(量産風)

実はここだけの話、この方法は私が人気となるきっかけとなった「農業でダイヤ100万個」を作るときに意識した方法です。現代風に合わせていますが、ほとんどの部分は当時考えていたものを簡潔にまとめました。

当時はフィーリングでやっていたのですが、今になってやっと文章にできる程度のレベルになりました。

正直、私の方法は明らかに効率が悪いです。

伸びない時期に自己嫌悪になり、時には折れそうなこともあると思います。

こんなことしなくても、有名な人にYouTubeで絡み、たくさん動画を上げ続けたほうが伸びるだろと今でも思います。

しかし、だからこそ、この動画は今でも私のチャンネルの最も再生された動画として君臨し続けていると思っています。

私自身も好きなシリーズです。

この思考が助けになるかはわかりませんが、こういう風にYouTubeでやってもいいんだ!と思っていただければ幸いです。

私が最後に伝えたい言葉を添えて、noteを終わりましょう。

金や名誉のためじゃなく、キミ自身のために動画を作ろう。


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